Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

SB Acousticsのツィーターをシステムに組み込んでの調整・試聴(Day 3)

前回の続きです。MidとHighのクロスの調整と試聴を繰り返して、自分がイメージしている音に近いと感じられるポイントを探しています。自作スピーカーだからこそ味わえる楽しみです。

 

試聴は下記の3種類の設定で行いました。

  1. SUP-L11、SUP-T11の2ウェイ(試聴の基準)
  2. SUP-L11、SUP-T11、SB Acousticsのツィーター(fc=3.15kHz)
  3. SUP-L11、SUP-T11、SB Acousticsのツィーター(fc>3.15kHz)

 

1.SUP-L11、SUP-T11の2ウェイ

今回の試聴は基本に戻って2ウェイの音も聴いてみました。10年近く2ウェイでは鳴らしていませんでした。ツィーターを替えて音が素晴らしく良くなった(音が変わった)と言いながら、落ち着いて聴いたら2ウェイの方が自然で自分の好みと再認識しましたなどとなり得ませんからね。それはそれで、良いのですが....。自分で聴いて体験して選択していくのが大事と思っています。だから、「音は人なり」なのですよね。

 

2ウェイの音の印象ですが、音場感や音数(情報量)が程よい塩梅のようで聴きやすいです。中高域はホーンで指向性を整えていますので、部屋の影響もほとんど感じられません。情報量も音楽を心地良く楽しむには充分ですので、耳に優しい感じです。現代のハイエンドスピーカーの音ではありませんが、このようなシステムが部屋に置ける場所さえあれば、一つは有っても良いかなと思わせる魅力はあります。

 

2.SUP-L11、SUP-T11、SB Acousticsのツィーター(fc=3.15Hz)

Midは2.24kHz 24dB/Oct、Highは3.15kHz 24dB/Octに設定した3ウェイです。周波数特性は先日紹介しましたようにかなりフラットですので、期待して試聴に入りました。ほとんどの音源では気にはならないのですが、一部の音源(特定の帯域)で音量をピーク値90dB以上@1mに上げると歪み・滲みを感じます。ツィーターの特性・癖またはエージング不足が原因なのかなと当初は思いましたが、どうもそれではなさそうです。

 

私が選択した SB Acousticsのツィーターは直径が72㎜のバッフル面が最小のデザインが特徴のモデルです。そして、私はそれを生かした形でホーンシステムに組み込んでいます。その理由は、私は直接的に飛んでくる音より間接音に包まれるよう立体的な音が好みなのです。

 



我が家のホーンシステムは、いちばん音響的に美味しいところはAccutonのシステムに取られて、消去法的な解の結果、部屋の壁に押し付けられて設置されています。指向性の広いツィーターが横壁から90cm、後ろ壁から60㎝しか距離が取れていません。

 

 

 

最小限のバッフルのおかげでしょうか、私の目標とした広いサウンドステージは得られました。しかし、一部の音源で音量を上げた時に音場派のアキレス腱「歪み・滲み」がすべてを台無しにしています。この原因はホーンシステムの設置場所からくる壁の反射音の影響と私は予想しています。小音量での再生時に気にならないのは、私の耳の高音域の感度が低いからなのでしょう。私のメインはAccutonのシステムですので、そちらを優先すると、ホーンシステムは現在の位置から移動できないのです。一次反射しそうなところに吸音材を置くのも美的な観点からできたら避けたいです。残ったオプションがウェーブガイドを追加して指向性をコントロールすることです。これに関しては知識がないので当面ペンディングとして、「押してダメなら引いてみろ」と天の声が聴こえてきましたので、ミッドとツィーターのクロスオーバー周波数を上げてみることにしました。「お主もまだまだじゃの~」と達人たちから励ましの声が聴こえてきそうです😅

 

 

3.SUP-L11、SUP-T11、SB Acousticsのツィーター(fc>3.15kHz)

ただ今、鋭意調整・試聴中ですので、次回結果を紹介する予定です。

 

 

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1月28日は、タウ君が来る前に飼っていた愛猫の命日でした。私のオーディオ活動の横にはいつも一緒にいてくれました。

 

イメージ 15

 

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