Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

SB Acousticsのツィーターをシステムに組み込んでの調整(Day 2)

前回の続きです。MidとHighのクロスの調整をして遊んでいます。

 

今回試しているのはMidはSony SUP-T11、HighはSB Acoustics SB29BNC-C000-4の組み合わせです。下記の図の青線はMidとHighを共に3.15kHz 24dB/Octでクロスした時のアコースティックセンター軸上@1mでの特性です。LowとMidの調整は今回は行いませんので、Lowはオフにしてます。3kHz付近での盛り上がりの対策として、Midを2.24kHz 24dB/Octに下げました。結果はシミュレーションで試したノッチフィルターの特性(緑線)に近い、かなりフラットな特性(赤線)が得られました。さらっと書いていますが、これはゴンザエモンさんのアドバイスと私の試行錯誤の結果です😅

 

 


上の図から赤の特性だけをプロットしました。700Hzから10kHz間では±1.5dBの範囲に入っています。

 

 

音響測定ソフトウェア Arta とスピーカー設計支援ソフトウェア VituixCAD2 を使うと、基本的な機能しか理解していませんが、このようなことが簡単にできます。両ソフトウェア間でデータのやり取りができますので、シミュレーションと実測を繰り返しながら、自分が最適と思っている特性に近づけられます。駄耳の私が自作スピーカーで音楽をそれなりの音で楽しめているのも、これらのツールのおかげです。

 

「やる気スイッチ」全開のおかげで、測定から試聴に移っても良さそうな特性が得られましたので、どんな音(もちろん音楽表現能力の意味です)が聴けるのか楽しみです。

 

次回は試聴の結果を紹介する予定です。