Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

ツィーター選手権大会 第二試合の結果

今回は、我が家のホーンシステム用ツィーター選手権大会の第二試合の結果を紹介します。試合の判定は、あくまでも我が家のリスニングルームでホーンシステムにツィーターを追加したときの私の主観の判定になります。下記が、私が音楽を楽しむ要素として特に重要視している項目です。異性の好みも人それぞれ、ツィーターの好みもそれと同様と思っている私ですが、いろいろ比較してみると自分の好みがより明確になります。

  • 弱音域のリニアリティ
  • 鮮度感・音数
  • 余韻の表現力
  • 音の浸透力
  • 立体的な音場感

 

第二試合は共に最近我が家にやって来た新人の一騎打ちで、第一試合で勝ち残ったハードドーム型代表のSB Acoustics SB29BNC-C000-4(写真左)とエアーモーション型代表のDayton Audio AMT2-4(写真右)のガチンコ勝負です。方式やバッフル面積の違いがありますので、それらが音にどのように影響する(効果がある)のか楽しみです。

 

 

 

下記はSB Acoustics SB29BNC-C000-4(赤線)とDayton Audio AMT2-4(青線)のデータシートに記載された周波数特性です。Dayton Audioは20kHz max. なのが残念です。ユニットは試聴しての購入は難しくジャケット買いになりますので、最低でも40kHzまでのデータは欲しいです。

 

 

下記は我が家での1m地点での両ツィーターとミッド(Sony SUP-T11)の総合特性です。試聴に際して、なるべく公平を期して音圧差が無いように配慮しています。AMT2-4の0dB, +1dB, +2dBはSB Acousticsを基準にした音圧レベルです。AMT2-4は10-20kHz間にピークがありますので、ツィーターのハイサイド側にもフィルターを追加したときの音も試聴しました。

 

 

 

まずはDayton Audio AMT2-4のハイサイド側のフィルター無しの結果ですが、0dB, +1dB, +2dBで多少のニュアンスは変わりますが、本質は変わりませんので纏めて話します。SB Acoustics SB29BNC-C000-4を基準にしますと、音が少し平面的で高さ方向の音数が少ないのが原因で横長のスクリーンで映像を観ているようです。音色も少し淡泊です。

 

しかしながら、ツィーターのハイサイド側にもフィルターを追加してAMT2-4の10-20kHz間のピークを抑えますと、縦方向の音数が何故か増えたように私には聴こえました。奥行き感の不足と淡泊な音色の変化は感じられませんでしたが、音場感に関してはかなり水平方向と垂直方向のバランスが自然な感じになりました。

 

SUP-T11とSB Acousticsのツィーターの調整時にも経験しましたが、チョットしたピークでも人間の耳(脳)は違和感として認知するようです。

 

2ウェイからDayton Audio AMT2-4を追加して3ウェイにしたら満足感は高く感じられるはずです。美しい音色が好きな方には合いそうです、しかし、私の主観による第二試合の判定はハードドーム型代表のSB Acoustics SB29BNC-C000-4の勝利となりました😀

 

SB Acoustics SB29BNC-C000-4の印象は前回述べたように、音像のフォーカスの正確さ、音場の立体的表現、音色の濃さ、音数・解像度の分野において正しく私の好みです。音像は超高域でもきりっとまるで焦点がピッタリあったように感じられます。そして、音に力(浸透力)があります。その結果として音が立体的に聴こえます。

 

 

次回は、第三試合の結果を紹介します。

Bチーム:第二試合の勝者 SB Acoustics SB29BNC-C000-4(ハードドーム型代表)

Dチーム:Technics EAS-10TH1000(リボン型代表)

 

次回、SB Acousticsを迎え撃つはTechnics EAS-10TH1000(リボン型代表)が登場します。Technics が定位置を守れるのでしょうか。横綱対新人の戦い、いい勝負になりそうです😀