Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

Accutonのミッドバスのインピーダンスの測定結果(前編)

Limp を使ってAccutonのミッドバスC220-6-222のインピーダンスを測定しました。緑の線が太鼓型エンクロージャーに搭載したもの、黄色の線は Accuton のデータシートからVituizCADを使って数値化して、Limpに取り込んだものです。データシートはフリーエア時の特性ですので、密閉型の太鼓型エンクロージャーとは共振周波数が異なりますが、それ以上の帯域では両者の特性はピッタリ合っています。それから、L-chとR-chの特性の差が非常に少ないことが分かったことも嬉しいです。こんな程度で喜んでいる自作スピーカーの初心者です😀

 

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C220-6-222 はもともとソニーのホーンシステム用のミッドバスとして、口径が約20cm、ネオジムマグネット、見た目が良いとの理由だけで、T/Sパラメータのことなど何も考えずに選びました。この時(2011年)は山本音響のホーンを使っていました。今となっては、懐かしい思い出です。

 

2011年3月 @旧リスニングルーム

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下記はデータシートに記載されているC220-6-222のエンクロージャーの奨励値です。正直言って、今までこのような情報を気にしたことはありませんでした。理由は私の特殊な事情によるものです。

 

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事情その①

ソニーのホーンシステムの時は、既存のウーファーのエンクロージャー内に無理やりミッドバス用のエンクロージャーを追加して取り付けましたので、その容積を考慮する余裕はありませんでした。これは2011年のことです。この時のエンクロージャーの容積はおそらく15Lくらいだったと思います。使用帯域は200から800Hzまででしたので、あまりエンクロージャーの容積は気にする必要もありませんでした。

 

イメージ 1

 

 

事情その②

それから、太鼓型エンクロージャーを思いついたのが2013年になります。この時は和鼓の胴のみ、それも太鼓に仕上げる前の状態、を探していましたので、その大きさ(容積)はあまり選択肢はありませんでした。下記の写真右のような個体が入手できたこと自体、自分で驚いたくらいです。そして、Woody&Allenさんに仕上げて貰ったのが写真左のものになります。この頃は、僕もWoody&Allenさんも若かったですね。今はその時のような体力と情熱はないかも。

 

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ちょっと昔話が長くなっていまいましたので😅、C220-6-222のエンクロージャーの容積の話は次回に続きます。