Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

初めてのインピーダンス測定

スピーカーは自作して音響計測はすれど、今までかつてインピーダンスの測定はしたことのない自作スピーカーの初心者です。

 

今回は、初心者レベルからの脱却を目指して、スピーカーのインピーダンス測定に挑戦しました。インピーダンス測定用治具の製作は手持ちの部品で難なく組立ができました。そして、オーディオインターフェースパワーアンプ、確認用抵抗を接続してインピーダンス測定用ソフトウェア Limp を使って測定を始めたのですが、なぜかパワーアンプから信号が出力されていません。LIimp を使うのも初めてで、問題の切り分けに時間を取られ、心が折れそうになりましたが頑張りました。

 

f:id:MyuAudio:20220215164409p:plain

 

 

Limp とオーディオインターフェース間の信号のやり取りを疑ったりしましたが、パワーアンプのNuForce Icon2s の出力が BTL なのが問題の原因でした。まさか、こんなコンパクトなパワーアンプBTL だったとは😅 スピーカーケーブルのマイナス側が測定用治具を経由してオーディオインターフェースRCA入力側でグランドと短絡して、パワーアンプの保護回路が働いていたようです。床下にあるアキュフェーズのパワーアンプを室内に持ち上げる手間を惜しんだばっかりに、四苦八苦する羽目になりました。しかし、NuForce Icon2s の出力が BTL なのが分かったので良しとしましょう。

 

NuForce Icon2s の出力と測定用治具間に手持ちのイシノラボ製のマッチングトランスを挿入して問題を解決解決しました。そして、確認用抵抗(3.9Ωと8.2Ω)をスピーカーの代わりに接続して、測定精度が十分に取れていることを確認をしました。

 

最初からAccutonのユニットをテストすることには不安がありましたので、Scandyna社のディスクトップ型スピーカー Micropod SE のインピーダンスを測定しました。

 

f:id:MyuAudio:20220215164520p:plain

 

下記が、Micropod SE のインピーダンス(緑色)と位相(灰色)特性です。Micropod SE は2ウェイですので、その特徴が捉えられています。

 

f:id:MyuAudio:20220215164551p:plain

 

 

ここまでたどり着くのに半日かかりましたが、今回はとりあえず Limp を使ってみることが目的でしたので目標達成です。 今後は、Limp のマニュアルをちゃんと読んでから、Accutonのユニットのインピーダンス測定を行う予定です。