Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

Accutonのミッドバスのインピーダンスの測定結果(後編)

下記は先日紹介しましたAccutonのミッドバスC220-6-222を約26リットルの密閉型の太鼓型エンクロージャーに搭載した時のインピーダンスの測定結果です。

 

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上記の縦軸のスケールでは完璧?に見えますが、スケールを拡大しますと400Hzと700Hz付近の特性に少しですが乱れが観測されました。これがどれだけ音に影響するかは分かりませんが、その原因が気になります。

 

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そこで、VituixCAD を使ってエンクロージャーの定在波をシミュレーションしました。残念ながら、太鼓型エンクロージャーの形状はサポートされていませんので、近似的に直方体にしてシミュレーションしたのが下記になります。

 

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Limp で測定したインピーダンスと VituixCAD のシミュレーションで得られたエンクロージャーの定在波を重ね合わせてみました。私には関連性があるように思えるのですが、どうなのでしょうね?それから、450Hz付近の小さなピークは定在波ではなく別物ようような気がいます。

 

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上記の対策として、現状の26リットルの太鼓型エンクロージャー(図左)に図右のような加工を施して、奥行き方向による定在波の低減挑戦にするのも面白そうな気がしてきました。それによって、容積も2Lほど減らせれば、Accutonの奨励値(24L, Q=0.5)に近づきます。またもや、私の妄想癖が出てしまいましたね。

 

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次回は中音と高音ユニットのインピーダンスの測定結果を紹介する予定です。