Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

音楽と感性、印象に残るジャケットの写真

私は自分にとって心地よい演奏(録音も含めて)は分かりますが、演奏の良し悪しや演奏のミスは残念ながら分かりません。しかし、音楽は楽しく聴けて不自由はしていませんので、字幕なしの外国映画で言葉は理解できないが、役者の表情や情景で、自分なりに想像を含めて理解するのに似ているのかもしれません。もちろん、言葉が理解できると、より味わいは増すのは間違いありません。従って、譜面が読めて楽器演奏の経験のある人の、オーディオ再生の聴き方は私とはずいぶん違うのだろうなと想像しています。

 

音感では落ちこぼれている私ですが、視覚的(視力ではありません)な感覚は人並みと思っています。今回は、久しぶりに一度見たら忘れられないジャケットの写真との出会いがありましたので紹介します。

 

その前にちょっと私が気に入っているジャズとクラシックのジャケットの写真を紹介します。

 

まずはジャズから。

ブルーノート・レーベルのソニー・クラークの『クール・ストラッティン』は私のお気に入りのジャケットです。録音された1958年頃の、意志が強く教養もありそうな女性が颯爽と真っ直ぐ前を向いて歩く姿を連想させてくれます。正しく、ソニー・クラークの “cool” な演奏を上手く表現しているジャケットの写真です。背後には “cool” から程遠いコートを着た年配の男性が後ろで腕を組んで歩く姿が対照的で、その女性の“cool”さをより引き立ています。私は写真の趣味はありませんが、こういうのを構図が素晴らしいというのでしょうね。

 

 

 

次はクラシックです。

この選択は迷いましたが、自分の心(記憶)の中を覗いたら、ストラヴィンスキー春の祭典」(デイヴィス指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)が浮かんできました。下記のジャケットの写真からは、舞台の振り付けと演奏の躍動感が私には伝わってきます。コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏を眼を閉じて聴くと、ハイライトの部分でこのジャケットの写真が瞼に浮かんできます。

 

 

 

3番目は、今回の記事を書くきっかけとなったMusic for a While - Improvisations on Purcell(2013年6月録音)です。このジャケットの写真は、以前ステレオサウンド誌の音源の紹介欄で見たようで、私の記憶の奥に残っていました。それを、e-onkyoでキャンペーンをやっていましたので、これも何かの縁と思い購入しました。歌詞の意味は分かりませんが、音楽として、そしてオーディオ再生としても、楽しさは十分に伝わってきます。

 

 

 

e-onkyoでの解説です。

「クリスティーナ・プルハールが指揮を務め2000年に結成されたバロック・アンサンブル、ラルペッジャータ最新作。メンバーは今日を代表するヨーロッパの ソリストで、加えて彼らは著名なバロック歌手や古典音楽とのコラボレーションも行っています。ほとんど知られていないレパートリーを蘇らせること、主に17世紀初頭のイタリアやナポリの音楽に重点を置いています。ルッジャータの音楽のベースとして挙げることができるのは即興演奏、古典音楽に 影響を受けた歌唱法の進化に重点を置いた既存のものとは異なるアプローチ、魅力的なステージを造ること、が特徴的で、世界中で高い評価を得ています。この最新アルバムでは、ゲスト歌手としてフィリップ・ジャルスキー、ドミニク・ヴィス、ヴィンチェンツォ・カペッツートの3人のカウンター・テナーが起用されているのも注目。単なるパーセルの作品をそのまま歌うのでは無く、古楽器だけでなくピアノやサクソホフォーンなども登場し、即興を含めた独特なアレンジは現代的で幻想的に感じられるに違いありません」

 

 

同じグループの最新のアルバム「Wonder Women」のジャケットの写真です。ソニー・クラークの『クール・ストラッティン』のジャケットとちょっとだけ似ています。強い意志を持った女性を表現したかったのでしょうか、私の想像力が足りないようで、いまいちその良さを理解できていません。

 

 

 

久しぶりに、部屋に飾りたくなるような素敵なジャケットの写真との出会いとなりました。

 



 

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先日、地元で開催されたテニスのダブルスの試合に110歳ペアの部で参加してきました。開会式では、地元の市長(試聴ではありませんよ😅)が挨拶されるくらいそれなりの大会です。ペアを組んだ方は私と同年代ですが、腕前は私の数段上で競技指向の方です。試合への参加を打診されたときに、あまりにもレベルの差を感じて辞退したのですが、断り切れずにでることになりました。

 

このペアの方は星一徹星飛雄馬の父)の生まれ変わりではないかと思うくらい、厳しいアドバイスを練習中はもちろん、試合中でも毎回私がミスする度されるのです。今回の試合は2日間で行われましたので、精神的に結構きついものがありました。試合の結果は2日目の3位と4位グループの組で行われた試合で、各3チームによるリーグ戦で2勝、その後の1位同士の8ゲーム先取のトーナメントで、9-7でみごと勝利しました。最後のゲームは私のサーブで心臓が止まりそうになりながら、相方の星一徹級の励まし受けて、頑張りました。

 

このように、上級者に交じって試合させて貰うのはめったにない機会なのですが、私は競技指向の勝負師にはなれそうもありません。同じレベル人達と勝ったら共に喜び、負けたらお互い傷をなめ合うほうが向いていそうです。さらに、素敵なおばさまと組んでのミックスダブルスが楽しめれば、それに越したことはないと思っている超軟弱な私です😅

 

このテニスコートは高台にあり、遠くに富士山が見えます。