東京インターナショナルオーディオショウに行って来ました。私は初日に行きましたが、どのブースも大盛況でした。その中で私の記憶に残ったブースを紹介しますが、独断と偏見もゼロでは無いことをご容赦ください。
1.LINN
LINNは、フラッグシップスピーカーを2つの部屋でデモしていました。私が最初に聴いたのが「360PWAB(Passive with Aktiv Bass)」でした。360PWABではMid、Mid-High、Highのユニットは内蔵のネットワーク素子経由で外部のパワーアンプに繋がります。Lowは内蔵のパワーアンプが使われます。LINNのフラッグシップモデルは4ウェイと言うこともあり、是非聴いてみたいスピーカーでした。
「360PWAB」の音は私的には?でしたので、感想は私の胸の内に留めておきます。
次に聴いたのが「360EXAKT」です。「360EXAKT」ではMid、Mid-High、Highのユニットは内蔵されたパワーアンプでマルチアンプ方式で駆動されます。Lowは「360PWAB」同様内蔵のパワーアンプが使われます。
最初に聴いた「360PWAB」は私が期待していた音とは違いましたが、「360EXAKT」は私がイメージしていた通りの出音でした。実は私、2つの部屋で使われているスピーカーの詳細は全く知らなかったのです。2つ目の部屋で聴いたスピーカーの音があまりにも違うので、その旨を担当者に伝えたら1つ目の部屋では「360PWAB」、2つ目では「360EXAKT」が使われていることを初めて知りました。私の耳はマルチアンプ方式を良し(好み)とすることを実感した次第です。
1,870万円する「360EXAKT」より、我が家のアキュフェーズのパワーアンプで鳴らす太鼓3兄弟のシステムの音の方が好きだと、妻にLINEで伝えたら大きなハートマークを貰いました😍 これは長年連れ添った夫婦愛と言うバイアスがかなり掛かっています。客観的にみてシステムとしての完成度は「360EXAKT」の方が、言うまでもないですが、我が家のものより100倍上です。
2.今井商事
今井商事のブースに、だるま型のスピーカーが置いてありました。デンマークのJERNと言うメーカーのものだそうです。そのなでなでしたくなるようなエンクロージャーはねずみ鋳鉄で出来ているそうです。軟弱な私では持ち上げるのに難儀するくらいの重量でした。時間の関係上、音は聴いていません。
3.ソウルノート
私が見た中で一番熱意を感じたのがソウルノートのプレゼンテーションです。自社講演のデモ終了時に拍手が起きたのはこのブースだけではないでしょうか。実は、もう一社ありました。しかし、私がこのブースを訪れた理由は不遜にもYG Acousticsのスピーカーを聴きたかったらです。ソウルノートの最近の製品の音が良くなったのは、音決めにYG Acousticsを使うようになったからではと密かに思っている私です。YG Acousticsで鳴らすソウルノートの製品、鮮度感が高くとても良かったです。
4.リジェール
このブースではスフォルツァートのネットワークプレイヤーがYG Acousticsで鳴らされていました。スフォルツァートでも数年前から音決めにYG Acousticsを使われていまして、目指す音の方向性が同じなのでしょうね。そう言えば、私の大好きなDS AudioもYG Acousticsを使っています。YG Acousticsを音決めに使っているメーカーの製品が、なぜか私とは相性が良いようです。
5.ハーマンインターナショナル
このブースではJBLのProject Everest DD67000が鳴らされていた効果でしょうか、ご覧の通り大盛況でした。お前には言われたくないと言われそうですが、年配の方が多いような気がします。
Project Everest DD67000で聴いたシング・シング・シングは素晴らしかった!演奏が終わったら多くの参加者が拍手されていました。
6.番外編
東京インターナショナルオーディオショウを後にして、東京駅で新幹線を待っていましたら、私のすぐ隣にオーディオショウで貰ったと思われるバッグをお持ちの方が居られました。そこで、ご迷惑かなと思いつつも思い切って声を掛けたところオーディオを趣味にされている方でした。そして、新幹線の車内で、楽しくオーディオ談義させて頂きました。こんな偶然初めてです。
一歩踏み出した先には新たな出会いもあるようです。