久しぶりにAccutonのスピーカシステムを結線しましたので、健康診断を兼ねて音響測定を行いました。L-chとR-chの特性の差も許容範囲内で、チャンネルデバイダーの設定およびスピーカーケーブルの配線の間違いはなさそうです。
残響時間も測定しました。下記はL-chのスピーカーのみを鳴らしてリスニングポイントで測定した時の特性です。本来なら、複数のポイントで測定するのが良いのでしょうが、私の場合、定点観測が目的ですので、これで十分です。
写真右は1kHzでの残響の減衰特性です。
我が家のリスニングルームの残響特性は、部屋の容積が88㎥で、残響時間は平均で0.3msecですので、加銅鉄平氏の著によると試聴室に適したデッドな部類に入ります。
部屋の仕上げは桧ですので、我が家を始めて訪れた方は、残響時間がかなり長いのではと予想されているようですが、そうではないケースもあることをお伝えしています。
そして、我が家の場合、750Hzから上の帯域が少しですが上昇しているのが特徴です。これが、私が求める空間表現に貢献しているのではと思っています。
本当に偶然の結果なのですが、バッフル面積を最小化したAccutonの太鼓型スピーカーシステムと桧で仕上げた傾斜天井のあるリスニングルームが、私にとっては黄金の組み合わせになったようです。
この組み合わせに出会ったから、立体感のある音場表現重視の聴き方をするようになったのか、またはその逆で、自分の脳で何となくだがイメージしていたので、今のスピーカーシステムとリスニングルームになったのか分かりません。
いずれにしても、結果オーライに喜んでいる私です。