Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

音響測定(周波数特性、歪率、残響時間)の結果

チャンネルデバイダー、パワーアンプ、スピーカー間の配線(16本のケーブル)の確認を兼ねて、リスニングポイントで音響特性を測定しましたのでその結果を紹介します。

 

下記はスピーカーから2.4mのリスニングポイントでの周波数特性と歪率です。赤線は周波数特性で凹凸があり調整の余地はありそうですが、私の技術レベルではこの辺が限界です。それから、青線は2次高調波の歪率で、15kHzまでは1%以下に収まっています。この測定にはあまり自信がないのですが、Accutonのデータシートの値に収まっています。3と4次高調波も同じように低いレベルでした。

(追記:音圧のレベルが低いのは購入したばかりのUSBオーディオインターフェースの入力レベルを絞っていたためです。測定時の音圧は80dB程度でした。)

f:id:MyuAudio:20211008183916p:plain

 

 

下記はリスニングポイントでの500Hz以下に焦点を当て定在波の影響を調べました。赤はR-ch、青はL-chで、凹凸はありますが、左右ともに±5dBの範囲に収まっているのは高い傾斜天井と部屋の対称性の賜物と思います。リスニングポイントはスピーカーと部屋の視覚的なバランスを重視して決めましたが、それが、偶然にも定在波の影響の少ない場所だったようです😀 

測定とシミュレーションとの結果は180Hz付近を除いてはだいたい合っています。実際の部屋にはいろいろものが置いてあるのが、要因ではと推測していますが、どうなのでしょう。まあ、結果は良い方向に転がっていますので、結果オーライです。

f:id:MyuAudio:20211008185209p:plain



下記はリスニングポイントでの残響時間です。マイクロフォンは後壁の上方向に向けて測定しました。部屋の容積は80㎥、桧の壁で仕上げていますので見た目にはかなりライブの部屋思えます。加銅鉄平氏の本によると、試聴用だと0.35sec、音楽鑑賞用だと0.55secが望ましいとされていますので、この部屋は音楽鑑賞には少しデッド気味らしいです。カーペットとソファーの影響が出ているのでしょうが、それなりの音量で聴く私には丁度良い残響時間に思えます。高域での残響時間が減衰していないのは、桧の壁のおかげでしょうか。

 

f:id:MyuAudio:20211003202741p:plain



 

-----------------------------------------------------------------------------------------------

私はオーディオ遊びに夢中、タウ君はサン―ルーム(私の作業場?)で寛いでいます。

f:id:MyuAudio:20211002202933p:plain
f:id:MyuAudio:20211002202905p:plain