今月からはAccutonのシステムで音楽を聴いています。今の私にはホーンシステムよりAccutonのシステムからの音楽再生のほうが、オーディオ機器を意識することなく楽しめます。あたかもスピーカーのと部屋の音響インピーダンスが整合しているように聴こえます。しかし、アナログレコードはホーンシステムで聴きたくなるので、人間の好みは不思議です。
今まで、リビニングルームに4畳程の絨毯を敷いていたのですが、妻が無い方がスッキリすると言ったので、リスニングルームに移動しました。せっかくの機会ですので、Before・Afterでの残響時間を測定しました。
下記が絨毯を運び込む前の残響時間です。部屋の容積は80㎥で、加銅鉄平氏の本によると、試聴用だと0.35sec、音楽鑑賞用だと0.55secが望ましいとされていますので、まずまずの特性のようです。そして、私が嬉しいのは残響時間の周波数特性がフラットなことです。
部屋の壁は桧板、天井は桧の角材を使って仕上げていますので、見た目からでしょうか、残響がかなり長いのではと思われがちですが、測定結果がすべてをものがったています。部屋に何もものがない状態での残響時間の設計値は約0.6秒です。大きめの一人掛けの椅子2脚と二人掛けのソファーなどを入れたのが上記の結果です。
絨毯を部屋に運び入れて残響時間を測定しました。まずは興味本位で絨毯を巻いたままの状態で測定しました。
次は絨毯を広げた状態での結果で、大きな変化はありませんでした。部屋の総表面積は125㎡に対して絨毯の表面積は5.7㎡ですので、顕著な変化は見られなかったのでしょう。聴感上は少しですが床からの響きが減ったような気がします(プラシーボ効果かも😀)。
妻から、”部屋に絨毯入れたら雰囲気が良くなったね”と褒められましたので、残響時間の特性はともかく、今回の模様替え(ルームアコースティックの調整😀?)は成功のようです。