今年の前半はツィーター選手権大会やスキャンスピークのスピーカーシステムの工作などでゆっくりと音楽を聴く時間と気持ちの余裕がありませんでしたが、最近、オフ会でお客様をお迎えしたので部屋が実験室状態から脱することができ、無性に音楽を聴きたくなりました。
世間様はお盆休み、天気は台風の影響で雨模様でしたので、歌姫たちには申し訳ないのですがソファーに寝転んで(半分は寝ている)、それぞれのCDを5回くらい繰り返して聴きました。音楽が終わるとなぜか目が覚めますので、浅い眠りの時は脳で聴いているのでしょうね。
- Ana Caram 「Amazonia」
- ZAZ 「モンマルトルからのラブレター」(邦題)
- Loreena Mckennitt 「The Book Of Secrets」
Ana Caram 「Amazonia」からは洗練された感じですがアマゾンの奥地、正しく密林をさまよいながら音を音楽を聴いている感じです。さすが、チェスキー・レーベル録音も素晴らしいです。どんな再生システムで鳴らしても満足しそうな楽曲と録音です。
ZAZ はフランス生まれ、2009年にシャンソン新人発掘コンテストで優勝、そして2010年にブレークした歌手だそうです。パリの裏通りにあるキャバレーや路上での演奏にはZAZのハスキーボイスはピッタリです。都会的でもありジプシー感あり、人の営みや哀愁が感じられます。高域に癖のあるZAZ の声の再生は、生々しさと聴きやすさのバランスでシステムの調整は迷いそうです。
Loreena Mckennitt はカナダ生まれだそうですが、アイルランド、スコットランド、イギリスなどを旅した経験が音楽に活かされており「彷徨えるケルト人」とも称されているようです。メアリー・ブラックの声や歌いかたが好きな方にお勧めです。いわゆる癒され系の音楽ですが、空間表現能力の高いシステムで聴くとLoreena Mckennitt の表現力の高さと録音の良さが理解できます。
映像(映画やドラマなど)は繰り返し見ることは無い私ですが、気に入った音楽は一日中、何回でも繰り返し聴けるから不思議です。超音痴の私ですので、音楽は聴いたそばから忘れるのが幸いしているのかな? ポジティブ思考の私です😅