Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

テオドール・クルレンツィス三昧

今年の前半はスピーカーユニット遊びで音楽を落ち着いて聴けませんでした。しかし、最近それも落ち着いてきたのと、秋も深まり気温が下がったのもあって、ようやく音楽を聴くモードに脳が切り替わってくれました。

 

先日紹介しましたグリモーのクレドの音源に聴き応えがあると思って頂ける方ですと、2016年発売のテオドール・クルレンツィス指揮、パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)、ムジカエテルナ(オーケストラ)のチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/ストラヴィンスキー:バレエ・カンタータ「結婚」も気に入って頂けるのではと思います。

 

 

1曲目のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲では、鮮烈なパトリシア・コパチンスカヤのヴァイオリンの演奏はまるで現代音楽を聴いているようです。それなりのオーディオ再生環境で聴くと静寂が音楽の一部としてしっかり録音されていますので、聴きなれた楽曲ですが新鮮な気持ちで聴けます。弱音からフォルティシモまたはその逆の展開の表現、そして直接音と間接音の音色の移り変わりなどが堪能できる音源です。

 

2曲目のストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」では独唱4人と4部の合唱それにピアノ4台が加わりますので、上手く再生できるとオーディオ映えする音源です。音楽そして録音の観点からも素晴らしく、独唱4人の立ち位置やオーケストラの配置が部屋一杯に広がり、変な表現ですが、目を閉じたらと目に見えるようです。

 

ほとんどの音源はCDフォーマット以前の録音技術(マーケティング戦略?)の問題で、より高額なハイレゾ音源で聴きたいと思うことは年に数回しかありませんが、この音源は、CDよりもっと上位のフォーマットで鑑賞したくなるような音源です。

 

 

クルレンツィス/ムジカエテルナのCDに外れは無いですよね。どれも私のお気に入りの音源です。

 

 

 

11月の初旬、Auro3Dさんの知り合いを招いてオフ会を予定していますので、それまでは鳴らしこみの済んだAccutonのシステムを使用します。その後、Accutonのシステムは中音用エンクロージャーに追加工を施してバージョンアップを予定しています。

 

新入りのスキャンスピークの楕円3兄弟は、現在玄関ホールで埃ではなく布を被って出番を待っています。妻から玄関ホールは、物置きでは無いとお叱りを受けています😅