Accutonのシステムのレベルと使用帯域の調整を行っています。とりあえず、近距離でそれぞれのユニットの正面で測定した100Hz-10kHz間の結果を紹介します。下記はチャンネルデバイダーの暫定的な設定の一つで、最終版ではありません。
以前は、ほとんどの帯域でスロープは24dB/Octに設定していたのですが、今回は共振周波数付近のレベルをさらに下げた音を聴いてみたかったので48dB/Octに設定しました。96dB/Octの選択肢もあるのですが、そこは料理と一緒、さじ加減が大事なのです。
最終的には、リスニング位置で測定と試聴を繰り返しながら、レベル、使用帯域、そしてタイムアライメントの微調整を行います。これは手間は掛かるがお金は掛からない作業で、数か月は楽しめます。だから、自作スピーカー遊びは止められないのです。
話は少し飛びますが、下記は2014年旧リスニングルームの写真です。2013年にAccutonのCELLシリーズのユニットを購入して以来、約10年同じスピーカーユニットの組み合わせで楽しんでいます。当時は部屋が狭くて、二組のスピーカーシステムの良さが十分に活かせられませんでした。
@2014年 旧リスニングルーム
2016年に現在のリスニングルームが完成して、Accutonのシステムが気持ち良く歌うようになりました。この部屋が音楽を聴くようになってから、音場感を重視した音楽再生に目覚めました。
@2023年 現在のリスニングルーム
テレビ番組の愛車遍歴でゲストの森永卓郎氏が、車とはとの問いかけに「もう一人のかみさん」である、と答えられていました。私にとって車は移動の手段に過ぎないのですが、自作スピーカーシステムは、私にとって「もう一人のかみさん」であると言いたいですね。旅行中の妻からLINEで、「私とスピーカーを一緒にするな」と怒られそうですので、この話題はこれくらいで😍
*BS日テレのサイトからの転載です