Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

ホーンシステム用のツィーターのゆるーいお話

我が家のホーンシステムのツィーターはTechnics EAS-10TH1000を使っています。EAS-10TH1000は1979年頃の発売ですが、私は生産終了の年に慌てて購入しました。

 

Technics EAS-10TH1000

 

 

ソニーのドライバー SUP-T11 は軸上では20kHz付近まで伸びていますが、ホーンの指向性の影響で5kHz辺りから減衰が始まります。これがホーンの2ウェイで立体的でキラキラ感のある広大なサウンドステージが得づらい原因と素人考えですが思っています。音像表現や音色はもちろんですが、広い音場感を求めている私ですので、ツィーターに Technics EAS-10TH1000 の特性(もちろん音も😀)を考慮して5.6kHz・24dB/Octでクロスしています。

 

(注)約40kHz以上は我が家の測定限界です。

 

5kHzでのクロスは周波数の観点からは悪くはないのですが、上質なキラキラ感のある音場感(部屋の音響に3次元的に溶け込むような高音)を得るには、3kHz前後でクロスしたくなります。Fostexのホーンツィーター T500A MKll も所有していますが、10kHz以上での使用が望ましいようですので、今回の私の用途には合っていないようです。

 

Fostex T500A MKll 

 

 

そんな中、Fostex からFolded Diaphragm式のトゥイーター T360FD が今年1月下旬より発売されるようです。マグネットはネオジムで価格は49,500円(1台/税込)だそうです。カタログにはFolded Diaphragm方式は「力強く存在感のある高密度な音像の形成を得意とし、ロックやメタルの表現は特筆モノ」とありますのでホーンドライバーとの相性も良さそうです。ホーンシステムをてこ入れする予定は無かったのですが、気になるツィーターが現れました。

 

Fostex T360FD



上記の3種類のツィーターを同一の図にプロットして比較しました。Technics EAS-10TH1000はスーパーツィーターとしての用途では完璧ですね。Fostex T360FD は2.5kHz辺りから使えそうですので、こちらの方が私の目的に合っているかもしれません。あるサイトでは私が求めている音の正反対の音のようなことが書かれていましたので、実際に聴いてからの判断します。

 

 


いろいろネット上で調べてみるとRAAL、SB Acoustics、Dayton Audio から似たような技術で造られたツィーターがあるのが分かりました。それぞれのデータシートを眺めながら、どんな音がするのだろうと想像するのも楽しいです

 

ちゃぶ台をひっくり返して、SonyのSUP-L11とSU-T11を使って居られるゴンザエモンさんの真似をしてミッドバスにはFPS、ハイにはScan Speakのツィーターを導入するのもありだと、最近思うようになりました。ゴンザエモンさんのシステムの音は昨年11月に聴かせて頂き、その空間表現力は素晴らしく私の好みでした。その時の刺激が、今回のツィーター探しに繋がっています。