Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

子供のオオカミが現れた

先日、久しぶりにホーンシステムを鳴らしてみましたがしっくりこない部分がありましたので、ツィーターをホーンタイプの Fostex 500A MkII から リボンタイプの Technics EAS-10TH1000 に変更して遊んでいます。いずれも、10年から20年前に購入した品です。

 

Fostex 500A MkII は指向性が強く部屋の反射による影響は少ないため、コンパクトな音像が理想とされている方には気に入られそうなユニットです。

Fostex 500A MkII

 

Technics EAS-10TH1000 の周波数特性は申し分なく、広い音場感を求めている私にとっては特に指向性の広さが嬉しいです。

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Technics EAS-10TH1000 をスピーカーから50㎝の地点で測定してみました。

 Technics EAS-10TH1000


Technics EAS-10TH1000 は共振点も無く素直な特性で素晴らしいです。(注)我が家ではサウンドカードが旧製品で測定限界が48kHzです。そうだ、臨時収入が入ったらサウンドカードを新調しよう😀。

 


下記はリスニングポイント(3m)での周波数特性です。右側のスピーカーの横に上流の機器を置いていますので、左右の定在波の影響に差が出たようです。右チャンネルの7kHzのディップはマイクロフォンを数cm移動(または右チャンネルのディレイ値を微調整)させれば左チャンネルと同じくらいフラットな特性になると思われますが、今回はこれで良しとします。 

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ツィーターを Fostex 500A MkII から Technics EAS-10TH1000 に替えて、例の”ヒツジの皮をかぶったオオカミ的な音源”を鳴らしてみました。高域の音数は増え、低音の量感もありますので、交響曲などを聴くには合格点が出せそうです。しかし、ポップス系の音楽では、スピード感のある低音がもっと欲しくなります。Accutonのウーファー (AS250-8-552) で聴ける弾力的で切れのある低音が感じられないのです。

 

そこで、ふと思いついたのが、ホーンシステムの反対面にある Accuton AS250-8-552 をサブウーファー」としてホーンシステムに追加する案でした。「立っている者は親でも使え」ではありませんが、後方に置いてあるスピーカーも有効活用しょう。

 

Accuton AS250-8-552

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我が家ではAccutonのシステムが優先で配置されています。サブシステム扱いのホーンシステムの間にはCD・レコード棚だけではなく、二人掛け用のソファーもありますので、音響的に多くのハンディを背負っており、あまり期待はしないようにしていますが、与えられた環境でベストなサウンドは常に求めています。

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Accuton AS250-8-552 をサブウーファーとしてホーンシステムに追加して怖いオオカミ探しに挑戦です。良い子は真似をしてはいけない的なシステムの組み合わせと配置ですが、悪くないです。求めていたイメージの音に近くなりました。質感の良い超低音(重い低音ではない)が加わると、音が立体的に聴こえるようになるのですね。スーパーツィーターを追加すると低音も変わると言われますが、今回の変化の度合いはそんな比ではありません。

 

サブウーファーを追加してかなりのレベルの音楽再生ができるようになりましたので、スピーカーの前のソファーを移動して、改めて例の”ヒツジの皮をかぶったオオカミ的な音源”を鳴らしてみました。怖~いオオカミとの遭遇はありませんでしたが、子供のオオカミには出会えました。

 

無駄なものは映らないように一時的に移動して記念撮影

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結論としては、ホーンシステムはリファレンスとしてオーディオのことはあまり意識しないでゆっくりした気分で音楽を鑑賞、Accutonのシステムでは更なる可能性を追求して「満点の星空を見るが如く、演奏・音を4次元的に観る」新しいオーディオの世界を目指します。