Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

二階席の音の良さのヒミツ

先日のオフ会でホーンシステムを使ってマンハッタン・ジャズ・オーケストラのバードランドをプリアンプのボリュームを+2dB(午後2時の位置)まで上げて聴いたところ、ソファーに座る(一階席)よりソファーの後ろに立つ(二階席)位置の方が音の高さ方向のスケールがかなり増しました。その結果として、臨場感溢れたオーディオ再生が堪能できました。今回はその理由を探ってみます。

 



ホーンシステムを鳴らした時の二階席での音の良さは、我が家の傾斜天井(下記の図参照)にありそうです。傾斜天井の場合、天井の高い側と低い側が発生します。スピーカーをどちら側に配置するかは、人それぞれに主義主張があるようですが、我が家の場合、2セットのスピーカシステムがありますので、いろいろな配置を試した結果、現在は下記の配置で落ち着いています。

  • 天井が高い側:太鼓型スピーカーシステム(我が家のメインスピーカー)
  • 天井が低い側:ホーンシステム

 

小・中音量で聴くような楽曲はソファーに座って(一階席)で直接波をメインに明瞭な定位感を味わいながら聴くのが良いのですが、上記のビックバンドの演奏のような大音量でライブ感を味わいたい場合は、高さ方向の空間が広いソファーの後ろに立って(二階席)で聴くのが私は好みです。音量を上げるとより傾斜天井からの反射波が感じられ、音量によっては二階席では直接波と反射波の割合が程よい値になっているようです。

 

 

メインシステムの太鼓型スピーカーシステムでは、広く立体的なサウンドステージを求めていますので、天井高の高い側に優先的に置きました。もし、ホーンシステムを天井が高い側に配置したら上記の良さは味わえません。ホーンシステムではジャズを主に聴きますので、天井が低い側に配置したのは消去法的な解でしたが結果オーライのようです。

 

最近まで、あまりホーンシステムで真剣に聴いていませんでしたが、この2か月間の努力(+愛情)でその良さに気づくことができました。