我が家のホーンシステムは円形ホーンを使っていますので、インライン配置に拘るとツィーターの位置はどうしても高くなってしまいます。角型のラジアルホーンを使うとそのような悩みは発生しないのですが、私は円形ホーンが発する自然な音場感が好みなのです。円形ホーンとインライン配置は私のホーンシステムの音決めの軸となっていますので、これをベースに更なる音質向上を目指します。
11月にボロトレーンさんとのオフ会で、録音の良い音源をそれなりの音量でソファーの後ろで聴くとより広大なサウンドステージが感じられるのを発見しました。
ソファーの中央からの目線 vs. ソファーの後ろに立っての目線
リスニングポイントからスピーカーまでの距離は3.7m、ツィーターの高さは1.25m、ソファーに座った時の私の耳の高さは1.1mですので2.3度見上げるかたちになります。ウーファーのエンクロージャーは12cm角の木のブロックにのせていますので、このブロックを背丈の低いものに変えれば、少なくともツィーターは耳の位置に近くはなりますが、私の視点はリスニング側にあります。本音は、スピーカーは重過ぎてインシュレータを交換する心の準備ができていません。軟弱な私、まずは簡単に実験できるところから始めます。
我が家のリスニングルームはへの字型をした傾斜天井で、リスニングポイントでの天井高はちょうど4mになります。私的にはこの空間を使わない手はないと思っています。軟弱な私ですが、ポジティブ指向でもあるのです。
200Lのエンクロージャーは持ち上げられませんが、ソファーは私一人でも持ち上げられます。そこで、ソファーに下駄を履かせることにしました。妻にはゴミ扱いされながらも、こういう時のために取っていた桧の角材が約に立ちました😅 これで耳の高さが90mm高くなりましたので、仰角は0.9度まで下がりました。
スピーカー(ツィーター)の位置を下げるか、耳の高さを上げることによって仰角は調整できますが、耳の高さを90㎜上げると視野がかなり変わります。車に例えると、セダンからSUVに乗り換えた感じです。私は聴覚は視覚に人並み以上に左右されるタイプのようですので、この新しいセッティングで聴く音楽は素晴らしいです。どっかのサイトで椅子を指揮台のようなものの上に置いているオーディオ愛好家宅の写真を見たようなきがします。
問題はソファーが高くなりましたので、私の短い足が届きません😅 「おーい、○○くん座布団2枚持っておいで」と師匠が弟子に頼んでくれて問題解決です。
コーヒーテーブルにも手が届きづらくなりました。音をとるか利便性を取るか悩ましいところです。そこで閃きが、スキップフロアのオーディオルームが良さそうです😀
心に準備ができたらウーファーのインシュレータも高さの低いものに変えてみます。このように工夫するのが大好きな私です。「黄金の60代」まだまだ枯れている場合ではありません。