Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

MC用トランスが一軍復帰?

先日のMC用ヘッドアンプの試聴の一環で、我が家のフォノイコライザ(サザーランド Hubble)をMC用から特別にMM用に入力抵抗およびゲインを設定しました。お借りしたヘッドアンプは返却しましたが、せっかく、天板を外してまで設定の変更をしましたので、長年物置きに眠ったままになっている下記のMC用トランス2種類を久しぶりに聴いてみました。ダメ元でと言ったらMC用トランスに怒られますね。

 

オルトフォン T-10MK2

 

 

ハシモト トランス HM-Xを使った自作品

 

 

上記のMC用トランスはだいぶ前に試したことがあるのですが、HubbleをMC用に設定してカートリッジをダイレクトに繋いだ時の出音の方が私の好みでした。トランスが入ると言うことで先入観が作用したかもしれませんが、MC用トランスでは帯域の狭さが気になりました。その時はプレーヤーはVPI ARIES 3、カートリッジはオルトフォン MC-A90、スピーカーはソニーのホーンシステムの組み合わせでした。

 

今回は、ノティンガムのプレーヤーオルトフォン MC-A90、スピーカーはAccuton 4wayの組み合わせで行います。

 

以下はサザーランド Hubbleダイレクトに比べての試聴の結果です。オルトフォン T-10MK2は音像・音場がコンパクトになり、スピーカーが鳴っている感があり、以前の試聴と同じような結果になりました。残念ながら私の求めている方向性とは違うようで、いろいろなレコードを聴く気持ちにはなれませんでした。

 

ハシモト トランス HM-Xを使った場合、Hubbleダイレクトより私好みかもと思わせるものがありました。先日紹介しましたMC用ヘッドアンプの出音と相通じるものがあります。以前、別なシステムで聴いた時の印象と違います。ノティンガムのプレーヤーの影響が大きいのでしょうか。それとも、私のアナログへの愛情に神様が応えてくださったのかもしれません。いずれにしても、棚から牡丹餅が落ちてきて嬉しい誤算です😀

 

ハシモト トランス HM-Xのスピーカーの存在を意識させない三次元的で広いサウンドステージ感に、期待値が低かっただけに驚きです。この感じの音どこかで聴いたことがあるなと思い記憶を辿ると、2019年にフェーズメーションの試聴室で聴いた音を思い出しました。T-2000の微小信号の分解能の能力の高さ、CM-2000のパノラマ・ビュー的な音場空間の表現力に驚かされ感動した記憶が蘇ってきました。我が家の出音はフェーズメーションの試聴室と比べること自体がおこがましいレベルですが、求めている方向性は同じの様です。

 

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