Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

XLRケーブルの試聴結果

先日の記事でチャンネルデバイダーパワーアンプ間のXLRケーブルを交換したが、出音の違いは良く分からなかったと記しましたが、改めて下記の手持ちのXLRケーブルをいろいろ組み合わせて聴いたところ、セラミック振動板を採用したAccutonのユニットと相性の良いXLRケーブルの組み合わせが見つかりました。

  • モガミ                     2549 (3ペア)
  • オヤイデ              straight line  110AD (2ペア)
  • アキュフェーズ     Accuphase ALC-10 (2ペア)
  • オルトフォン         The Purest 7-Nines (1ペア)

 

f:id:MyuAudio:20210929180424p:plain



今回は下記のXLRケーブルの組み合わせを試聴しました。モガミの2549は最近購入したものですが、その他は5年以上前に購入して今まで使用していたものです。

 

f:id:MyuAudio:20210929180014p:plain

 

結論から言えば、私の好みはNo.5の組み合わせです。1m・150円のモガミ 2549 はセラミック振動板を採用したAccutonのミッドとハイのユニットとはとても相性が良いようです。アキュフェズとオルトフォンのケーブルは、相性が悪くハイレゾ感を作為的に目立たたせるような音作りで、Accutonのユニットの高分解能と過度特性の良さと喧嘩している感じに私には聴こえます。その点、モガミ 2549 は中音と高音域ではとても自然に聴こえるのです。しかし、低域では少し靄がかって明瞭度の低さを感じます。低域にオヤイデ  straight line  110AD を使うと立体的な音が得られました。このケーブルはインピーダンスが110Ωのデジタル伝送用に開発されたケーブルですが、試して正解でした。アンプやスピーカーが変わると、また別な選択肢があると思いますが、とりあえずこの組み合わせで決定です。

 

今回のXLRケーブルの試聴は肉体的に大変でした。ケーブルの組み合わせを換える度に、まずセンターパネルを移動、ヘビーデューティーの点検口を持ち上げ、床下に潜り、そしてケーブルの交換しなければなりませんでした。しかし、今回はこのような労力を惜しまなかったお蔭で、Acctonのユニットと相性の良いXLRケーブルの組み合わせに出会えました。

f:id:MyuAudio:20210929195044p:plain

 


今回試聴したのは、いずれもエントリーレベルのケーブルの組み合わせですが、優先順位と費用対効果を考えると私にはこのレベルで十分です。我が家は4ウェイのマルチアンプ方式ですので、XLRケーブルが4ペア必要ですので、高額なものには手が出ません。これは私の負け惜しみで、「酸っぱい葡萄」なのかもしれません。甘~い葡萄にジャンプしても届かなかったキツネの気持ちが分かります。