Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

幸せなデジタル難民?

今回は久しぶりにオーディオのお話です。私のシステムではSACD、MQA、96kHz以上のハイレゾ音源が聴けないデジタル難民状態ですが、マーケティング主体のスペック競争に巻き込まれずに、これが至って心穏やかに音楽が楽しめているのです。

 

私は、Accuphaseのデジタルプリ(DC-330)とデジタルチャンネルデバイダー(DF-55)をベースにオーディオシステムを組んでいますので、世の中の流れから取り残されつつあります。基本的にアナログの再生は96kHz, 24ビットA/D変換、デジタルはCDと96kHzまでのハイレゾ音源のみに対応しています。

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デジタルプリのDC-330はHS-LINK入力ボードを増設すればアキュフェーズのSACDトランスポートからSACDのデータを受け取れますが、なんとデジタルチャンネルデバイダーのDF-55はHS-LINKの入力があるにも関わらずSACDの信号は未対応なのです。

 

MQA音源に関しては、ストリーミング配信ではその長所が活かせると思うのでしょうが、それ以外では私には魅力的には思えないのです。「酸っぱいブドウ」のお話のように、高いところにあり届かないブドウを見ているキツネの気持ちかもしれません😅

 

高スペックのデジタル音源の再生には魅力を感じつつも、マルチアンプ方式の要であるデジタルチャンネルデバイダーが対応していない以上、デジタル難民から抜け出せそうにありません。しかし、良い側面もあります。SACD・MQA・スーパーハイレゾ音源を購入する必要もありませんので散財せずに済んでいますので、オーディオ的幸福度が高いです。世界で一番幸せな国・ブータンの人々と同じ気持ちです😅