Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

トランス式アッテネーターの実験(音響測定)

我が家のシステムでは、本気モード時の最大音圧がデジタルプリで-6~+3dB位になるように、デジタルチャンネルデバイダーとパワーアンプのゲインを設定しています。そして、-20dB以下で聴くことはめったにありませんので、CDの音源を聴く限りビット落ちにあまり神経質になる必要もありません。

 

今回、パワーアンプとスピーカーユニット間にトランス式アッテネーターを使った実験を行っています。中高音用のパワーアンプ(Accuphae A-35)のゲイン切り替えスイッチを現在-6dBで使っていますが、0dBにした時の音を聴いてみたいのが、今回の実験の動機です。なくても良いモノをシステムに追加するのですから、ダメもとの結果に終わるかもしれませんが、それはご愛敬という事で😀。ちなみにLowとMid-Low用のパワーアンプは0dBの設定で使っていますので、今回の実験ではこちらは変更なしです。

 

Before

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After(トランス式アッテネーターを追加)

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Midには減衰量が10dBのイシノラボの Masters M-BF8030 を接続してテストして、本気モード時の振幅が定格の200%に達してしまいました。Accuphae A-35の定格出力は30W/8Ωですが、クリッピング・レベルは、50W/8Ωですので、正しくパワーアンプがフルスイングしている状態です。80Ωの負荷を駆動している換算になりますので、パワー的には全く問題無いです。500Hz以上・80Ωの負荷で駆動させているせいでしょうか、クリップングは聴きとれませんので、ボリュームのレベルには注意を払いながら、今回の実験はこのままで続けます。

 

レッドゾーン突入:メーターの加速度試験中?

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手持ちのトランス式アッテネーターを使っての実験ですので、減衰量はMidで-10dB、Highで-13dBに決定、パワーアンプのゲインはMidとHigh共に0dBです。今回の測定結果を基にして、チャンネルデバイダーのクロスオーバー周波数・スロープ・レベル・遅延などを再調整した結果、スピーカーから50cmの地点で、下記のような”お見合い用😀”の周波数特性が得られました。オレンジの線は右チャンネル、ブルーは左チャンネルの特性です。音源によっては、その設定を少しアレンジしたバージョンで聴いています。

 

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デジタルチャンネルデバイダーのパラメータを微調整を繰り返した後、本格的に比較試聴する予定です。