試作1号機と試作2号機でのヘッポコな組み合わせですが、ようやく楕円4兄弟の競演が叶いました。チャンネルデバイダーが2台あれば、ミッドロー用ユニットをスタガーにして、5ウェイ化できるのですが、現時点ではチャンネルデバイダーは1台ですので、ソニーのウーファー (SUP-L11) はシステムから外して、楕円4兄弟のユニットのみで鳴らすことにしました。
一週間ほど格闘していた床下に置いているパワーアンプの配置換えも、無事終えることができました。今回は、チャンネルデバイダーを床下からリスニングルーム内に移動しました。私は「音を見る聴き方」をしますので、視覚的な観点からノイズ源となるアンプ類はスピーカー間に設置したくないのですが、今回はチャンネルデバイダーはアクセスする頻度が高いので妥協します。来年、試作2号機(L-ch)が完成したら、チャンネルデバイダーをもう一台購入する予定です。現在はチャンネルデバイダーとパワーアンプ間のXLRケーブルはケーブル長が足りなく暫定的に2本繋いでいますが、来年、ケーブル長が決まり次第正式版をDIYします。
なが~いトンネルを抜けるとそこはオーディオの楽園だった
私の試聴用音源(スティング、アデル、五嶋みどりなど)を、約3ヵ月ぶり聴いています。久しぶりに聴く、我がリスニングルームの音、そして我がScan-Speakの楕円4兄弟の音に、私はこの組み合わせの音が好きだと改めて気づきました。人様から見たら、完璧からは程遠いレベルのオーディオ再生かもしれませんが、私が向かおうとしている頂きは、現在の延長線上にあると確信しました。
10年前は、私もまだまだ衰えを感じることもなく、若くチャーミングなAccutonの太鼓3兄弟のオーディオ再生に魅力を感じていました。しかし、来年は黄昏の○○歳を迎える私、人の名前は出てこない、重いものは持てない、高い音は聴こえないなど、人生の先輩から聞いていたことを、正しく今それを味わいつつも、老いを楽しんでいます。
そんな今の私にピッタリなのがScan-Speakの楕円4兄弟の心に染み入るオーディオ再生なのです。