Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

トーンアームの改造(続編)

先日紹介しましたトーンアームの改造の続編です。

 

f:id:MyuAudio:20201001212742j:plain

 

今回はオリジナルの状態のトーンアームにはオーディオテクニカのAT-OC9/III、改造したトーンアームにはオルトフォンのMC-A90を搭載して聴き比べをしました。両者には2dB弱の音圧差がありますので、公平を期すためにプリアンプで同じ音圧になるようにして試聴しました。

 

f:id:MyuAudio:20201001212711p:plain

 

試聴に使ったレコードは内田光子 モーツァルト ピアノソナタ第6番、第16番です。他のレコードでも聴き比べてみたかったのですが、トーンアームを乗せ換える度に、シビアな調整が必要になりますので、今回はこのレコード一枚のみでの試聴です。

 

f:id:MyuAudio:20201001212819j:plain

 

別に内田光子さんの演奏でなくても良かったのですが、機器の比較試聴する場合、ピアノはシステムを演奏帯域も広く、速い過度特性も要求されますので、もとても分かりやすい楽器なのです。

 

未改造のトーンアームとオーディオテクニカのAT-OC9/IIIの組み合わせの音は、突出した音ではないですが、これだけを聴く限り特に不満は感じられません。AT-OC9/IIIの価格を考慮すると、その出音には満足せざるえません。

 

改造したトーンアームとオルトフォンMC-A90の組み合わせの音は、ピアノがよりピアノらしく聴こえます。過度特性の良さでしょうか、音に鮮度感があり立体的な表現に思わず頬に笑みが浮かんできます。

 

結論としては、AT-OC9/IIIとMC-A90との音質差は価格差ほどではありませんでした。きっと妻は違いが分からずAT-OC9/IIIで十分と言うはずです😅