Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

トーンアームベース完成しました!

なかなか完成しないトーンアームベースでオオカミ少年の仲間入りしにそうになりましが、今回は本当に完成しました。

 

前回紹介しました試作#4では高さが高くなり過ぎましたので、追加工して前々回紹介しました試作#3のデザインに戻しました。妻からは”最初からちゃんと設計しなさい”とお叱りの言葉はありませんでしたが、自分の調査不足に反省しています。

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ロクサンのトーンアームの有効長に合わせて、取り付け用の治具を製作しました。プラッターとトーンアームの高さが異なるのと、それぞれの位置に数十Φの穴が空いていますので、普通の定規では正確に合わせるのが難しいのです。それから、ノッティンガムのプレーヤーの場合、プラッターをセットする前にアームベースを固定する必要があります。

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VPIの場合は、オリジナルの治具が使えました。

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ロクサンとVPI用トーンアームベースを指定の有効長で固定した後、プラッターをセットしてオーバーハングの調整をしました。

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ロクサンのトーンアーム TABRIZ-ZI にオーディオテクニカのカートリッジ AT-OC9/III を取り付けて試聴を始めました。一月末頃にノッティンガムのプレーヤー、VPIのトーンアーム 、オーディオテクニカのカートリッジ AT-OC9/III の組み合わせでトーンアームは半固定の状態で試聴したことがありますが、ロクサンのトーンアームを今回製作したアームベースに取り付けた状態の出音はとても近い物があります。と言うことはターンテーブル・プラッターの影響は私が想像していた以上に大きいようです。

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こちらは一月時点でのVPIのシステムです。現在、モーターとドライブベルトがノッティンガムのプレーヤーに応援に出でいます。

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トーンアームの聴感による調整はまだこれからですが、レコードを聴き始めました。ノッティンガムのプレーヤーで聴く音楽は身体にすーっと入ってくる感じです。VPIのシステムからは味わえなかったアナログの世界です。下記のレコードの置台はWoody&Allenさんのアイデアを頂きました😊

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 Streo Sound ハイエンドアナログ保存版(2011年)で柳沢氏がノッティンガム Space 294HD の感想を下記の様に述べられています。

 

「不思議とも言いたいほどの心地良さに包まれる。全体が弾力性に富んだ木質の響きなのだが、そこに気品に満ちた凛々しさとともに、しなやかさも柔軟さも備わり、かつハットするほどの静けさもある。ジャズには少しマイルド過ぎるかと思いつつも、気がつくと、もうライブハウスの席に座っているかの気分に浸り込んでいる自分に驚く。」

 

柳沢氏の感想は驚くほどに私の印象と同じです。今回ノッティンガムのプレーヤーを縁あって導入して、思い入れのあるレコードから今まで以上の音質で聴けるようになったのは嬉しい限りです。

 

現在注文しているシンクロナスモーターが届き・設置できましたら、ターンテーブルシートをベストなものを選び、本命のカートリッジであるオルトフォンのMC-A90で試聴を予定していますので、当分はアナログ関係で楽しめそうです。

 

 

 

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最近は少し暖かくなってきましたので、庭仕事にも励んでいます。枕木の階段脇にイチゴ棚を造りました。イチゴの苗は数年前に地植えしたものです。掘り起こした石ころの移動が残っていますが、イチゴ棚の上側にはバラを移植しましたので、イチゴを食べながらバラの鑑賞ができそうです。妻からもお褒めの言葉頂きました😊

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