Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

GOSENがオーディオアクセサリーに参入?

前回紹介しましたダイヤモンドカンチレバーを採用した光悦のMCカートリッジの自然な再生音に刺激をされて、我が家のレコード再生の改善に取り組んでいます。

 

レコードプレーヤーはVPIのARIES 3、カートリッジはオルトフォンのA90、フォノイコライザーサザーランド Hubbleを使っています。今回はそのARIES 3に搭載されているワンポイントタイプのトーンアームに手を加えて、アナログ再生の万年初中級からの脱却を目指します😀

 

VPI ARIES 3

VPI ARIES 3

 

我が家のアナログ再生は広がり感はあるのですが、デジタル再生に比べて奥行き感が不足しているように感じます。その原因の一つがトーンアームの材料であるアルミの振動による付帯音によるものと推測しています。私の欲しいものリストに入っているステンレスを使ったグランツのトーンアームに替えたいのですが、とても高価で手が出せずにいます。お金はないのですが、幸い少しの知恵と持て余すほどの時間はありますので、まずは自分の手を動かすことにしました。

 

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今回、トーンアームの改造に使った新兵器はGOSENのテニス用グリップテープです。これはドライタイプで私はより滑りにくいウェットタイプの方が好みで、使い道に困っていたのですが、思いもよらぬ形で出番が回ってきました。投資額200円弱でどこまで改善ができるのでしょうか。

 

下記の様に、GOSENのテニス用グリップテープをVPIのトーンアームに巻き付けてみました。写真では分かりづらいですが、ウェイト側にもグリップテープを巻いています。見た目がカーボン製のトーンアームに変身!😀 如何にも良い(正しい?)音が出てきそうです。すでに、プラシーボ効果に侵されていますね。

 

 


肝心の音の方はどうでしょうか。改造前は付帯音の影響で音が平面的でしたが、テニスのグリップテープをトーンアームに巻いた後は、自然で立体的な音になり、改めてレコードの音の良さを認識しました。今までは、トーンアームに使われているアルミの固有振動が、カートリッジに反射波として戻り、それによる歪み音を聴いていたようです。今回、その反射音をグリップテープで低減することによって付帯音が減り立体的な再生が得られたようです。

 

比重の重いステンレス製のトーンアームですと、このような対策は不要かもしれませんが、アルミ製のトーンアームには効果がある場合もあるようです。不要な振動を抑えると、大人しいスピーカーシステムをお使いの場合、音のメリハリが無くなったと評価されるかもしれませんが、過度特性の良いスピーカーシステムではマスターの音源に近いと思わせるような再生音となります。

 

新たなアイデアが湧くまで、この状態でレコードを楽しむ予定です。