「オーディオファイルは音楽を聴くためにオーディオ機器を使うのではない。自分のオーディオ機器を聴くために君の音楽を使うんだ」
これは、ある方からの受け売りですが、私も自分のシステムの良さを引き出してくれそうな音源を求めているところがありますので、上手い表現だなと思いました。
秋葉原のオーディオショップ、オリオスペックは井筒香奈江『Direct Cutting at King Sekiguchidai Studio』の関係者を招いてオフラインイベントYouTubeのオリオスペックチャンネルで6月5日に配信されました。井筒香奈江の最新リリースが自分のシステムで聴きたくなるような音源かどうか興味のあった私はリアルタイムで聴きました。
井筒香奈江は”少しだけ好き”で「時のまにまに」から「時のまにまに V」までCDで5枚持っています。”少しだけ好き”といった理由は、「時のまにまに」、「時のまにまに II」「時のまにまに III」あたりの録音は私にとって自然に感じるのですが、このシリーズがオーディオファンに広まるにつれ、”オーディオマニアはこんな録音が好きなんでしょ的”な録音手法が私には違和感が感じられます。新盤が発表される都度、期待を込めて試聴はしますが.......。きっと私の好みも変わったのでしょう。
男性にとって女性ボーカルの録音は特に好みが反映されますので、「 自分のオーディオ機器を聴くために井筒香奈江の音源を使うんだ」と言われる方多く居られるのでしょうね。
現在、私のシステムの良さを引き出してくれる音源は、割と録音が新しい大編成の交響曲が多いですが、女性ボーカルものでは、アデルのライブ盤がそうです。アデルの飛び抜けた歌唱力、興奮した大観衆、そしてロイヤル・アルバート・ホールの熱気が、時空を超えて自分の家で味わえます。
「 私のオーディオ機器を聴くためにアデルのライブ盤を使うんだ」😀