Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

ジャズ喫茶ベイシーの雰囲気を味わう

私はジャズは時々聴きますが、何回聴いてもメロディーが覚えられない万年初心者です。そんな私ですから、ジャズ・ファン(アナログオーディオ・ファンも?)の聖地とも言われる岩手県一関市の「ジャズ喫茶ベイシー」には敷居が高くてお邪魔する勇気がありません。

 

ドキュメンタリー映画『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』のサントラ盤の位置付けで「プレイバック・アット・ジャズ喫茶ベイシー」が最近発売されましたので、SACD/CDのハイブリッド盤を購入して、ジャズ喫茶ベイシー の雰囲気を”リモート”で味わうことにしました。

 

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至高のアナログ・サウンドを聴かせると称される「ジャズ喫茶ベイシー」の再生音を、フルデジタルシステムの我が家のシステムで聴くのは野暮は話ですが、私はなんちゃってジャズおよびアナログフアンですのでお許し下さい。

 

ジャズ喫茶の雰囲気を出すために、少し部屋の照明を落としてCDをスタートさせます。妻が不在の時を狙い、かなりの音量で”ベイシーの雰囲気の再生”に挑戦しました。

 

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 「なんということでしょう!」どっかで聴いたセリフですね。

Accutonのシステムの後方に大型のホーンシステムの再生されたジャズの演奏が展開されます。匠(録音エンジニア)のおかげで自宅にてベイシーの雰囲気を少しだけですが味わうことができました。ジャズ喫茶ベイシーにて空気録音された音質をオーディオ的な観点から神経質になって聴くのではなく、岩手県一関市にあるジャズ喫茶ベイシーにリモートでお邪魔している感覚で聴くのが礼儀ですね。自分でいれたコーヒーもいつもより美味しく感じられるかもしれません。

 

「プレイバック・アット・ジャズ喫茶ベイシー」に収録された曲の中から、手元にあるレコード3枚を取り出し聴いてみました。このように自宅において聴き比べができるのもこの音源の楽しみかたの一つと思います。

 

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雑誌で賞賛する記事をいくら読んでもジャズ喫茶ベイシーの音は出てきませんが、今回紹介したCD「プレイバック・アット・ジャズ喫茶ベイシー」では、自宅のシステムを通してにはなりますが、店主も認めたプロによる空気録音による「ジャズ喫茶ベイシー」サウンドが味わえました。

 

もし、ステレオサウンド誌の企画で、評論家のシステムの再生音をプロが空気録音して、その音源を発売してくれれば必ず買います。○○号の特集「評論家宅の再生音を自宅で聴く」なんて日が来てくれれば、「評論家の音も人なり」で、優劣ではなく各評論家の拘りが伝わってくるのではないでしょうか。久しぶりの妄想でした😅