Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

マルチアンプの比較 2ウェイ、3ウェイ対4ウェイ

私は今年の5月に2ウェイから4ウェイにシステムを変更しました。チャンネルデバイダーはデジタルタイプのDEQX社のPDC 2.6Pを使用していまして、クロスオーバー周波数とスロープは下記の様に設定してあります。
 
 低音・中音  300Hz 48dB/octave
 中音・中高音 3kHz 24dB/octave
 中高音・高音 10kHz 24dB/octave (ここのみLCフィルターを使用)
 
私が使用しているソニーのドライバー(SUP-T11)は20kHz以上まで伸びていますので、2ウェイの方がチャンネルデバイダーによる音の劣化が少ない分優れていると長い間信じていました。ところが、2008年にフォステクスのツイーター(T500 MkII)を衝動買いして、クロスオーバー周波数を10kHzに設定して試聴したら、音色の数・音場の質感が2ウェイ時に比べて私好みに変化しました。
 
クロスオーバー周波数10kHzの3ウェイの上質な音を一度体験してしまうと、4ウェイ化して中音・中高音のクロスを数kHzした時の音が聴きたくなります。幸い、私の場合エール音響のミッドハイ(4550DE)をオーディオ仲間から譲り受けてもらうことができ、3kHzから10kHzの範囲で使用しています。
 
ソニーのドライバー(SUP-T11)とエール音響のミッドハイ(4550DE)を数kHzでクロスするメリットは音の瑞々しさ、そしてコンパクトな音像のでき方のです。下記にボーカル試聴時の音像のでき方をイメージしてみました。オーケストラの曲はボーカルの時とは逆に音が弾けて音場感も広がり、録音時の空気感の再現性も高まったように私には聴こえます。 皆さまの経験と一致していますでしょうか。

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