11月28日、蒲田にあるアリオン(出水電気)の定例試聴会に参加してきました。私にとっては2回目になります。この試聴会には毎月一家言持った十数名のオーディオマニアが集まり、その時々のテーマに合った装置で持参したCD(音源)を楽しまれています。試聴会の後は居酒屋に場所を移してオーディオ談義に花が咲きます。私も今回は2回目という事で、何人か顔見知りもできビールを飲みながらオーディオ談義してきまし た。
いろいろなオーディオのイベントに参加して感じるのは、なぜ参加者間の会話が皆無に等しいのか不思議でなりません。同じ趣味をもつ者同士、もう少し会話があっても良いのではと思っています。このアリオンの会は違います。試聴会の後の懇親会が人と人を繋いでくれています。そして出水電気の島本氏の誠実な人柄故に、この試聴会は長く続いていると感じました。
生まれて初めてものすごい音源に出会いました。それは、「A&Vフェスタ2009」の生録会での音源でした。ワンポイントマイクでの録音だそうです。録音時の時間・位相情報が正確ならオーディオ再生でも立体的な音場の再現が可能 と知りました。まさしくスピーカーの後ろにステージ(感覚として奥行き数メートル)が再現されていました。残念ながらCDからリッピングされたどの音源からもこのような奥行きのある音像・音場は再現されませんでした。CD、SACD、PCオーディオなどの再生論議も大事ですが、もう少し時間・位相情報が正確な録音(音源)の大切さがオーディオ愛好家から声が上がっても良いのでは。
これからは、ワンポイントマイクで正しく時間情報が録音されたCDを探していきます。いやー、貴重な体験をして来ました。