Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

CD-R 特別限定盤 石川さゆり「天城越え」

今日は、一週間ほど前に届いていた、Stereo Sound Flat Transfer Series/石川さゆり「天城越え」を集中的に聴いています。この音源は1986年に録音されたコロムビア版ではなく、1995年にポニーキャニオン版だそうです。ちなみに、このステレオサウンド版はCD-Rで提供され、二曲のみの構成で8,400円のお値段です。それでは、一曲4,200円の価値があるか検証してみましよう。

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結論からいえば、良質なPA無しのコンサート会場の特等席で聴いているようです。石川さゆりさんの歌唱力はもちろんですが、彼女の歌詞を大事に歌う気持ちがひしひしと伝わってきます。演奏の録音も素晴らしく、左右に配置された楽器群、そしてヴォーカルの後ろで演奏されている楽器群の音が、CDのフォーマットでここまで表現できるのかと驚くくらい立体感を伴って録音されています。ちなみに、今回の試聴はCD-Rをリッピングして、スフォルツァートのDT-01で行いましたので、媒体であるCD-Rの優位性では無く、素晴らしいマスタリングの音源を試聴したことになります。

今回は、オリジナルマスターの音質が良く、そしてマスタリングでマスマーケット用に過度なイコライジングさえ施さなければ、CDのフォーマットでも、多彩な楽器の音が濁ること無く再生できることを体験できました。

今回の試聴途中にある「モノ」を移動して、我が家のシステムでも少しですが、奥行き方向の表現ができることが確認できてチョット嬉しいです。これについては後日。