Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

スピーカーの角度の調整

先日のオフ会で、ボロトレーンさんの友人のSさんが持参されたハイファイセットのベスト盤の録音が(もちろん演奏も!)素晴らしかったので、私も中古品ですが購入しました。そのCDが届いた夜は4回も繰り返して聴いてしまいました。音量を上げ過ぎないのがこのCDを鳴らすコツのようです。心地良い音量は人それぞれですが、ボーカルによっては焦点が合う適量な音量ってありますよね。

 

 

 

上記のハイファイセットのベスト盤を小音量で聴いていると、音の焦点が甘いような気がしてきました。そこで、試聴しながらミッド用ホーンの向きを下記の図の10度から少しずつ内振りにしてみました。私が一番焦点が合ったと感じたところが、試聴位置のほんの少し前で交差する角度(25度)でした。

 

 

 

新しく交差法に近い配置にしたところ上記のCDの録音が見えるくらい、音の焦点が合ったような気がします。楽曲によってはさりげなくスピーカーの外側(図の星印のところ)にも音が振ってあるのが分かります。録音時に位相を調整してそのような音が作られたと想像します。その位相情報が我が家でも正確に再生されているのかな?

 



当初は焦点が合ったと喜んでいた私ですが、交差法に近い角度で数日聴いていたら、何となく中央の音像が私には強調されているように感じられるようになりました。音像重視の方はこちらを好まれるかもしれませんが、立体的な音場感が味わいたい私ですので、スピーカーの角度を再調整することにしました。

 

試聴しながらスピーカーの角度を25度から少しずつ広げた結果、10度が私の感性には一番合っていそうです。なんと、元の角度に戻ってしまいました。しかし、いろいろ試した結果、再びこの角度を選択したことが重要ですよね。

 

ハイファイセットのベスト盤を聴いて、山本潤子のボーカルで荒井由実の歌詞の世界がより理解できたような気がしています。恋人を思う気持ちの描写が絶妙ですね。素敵な音楽があってこそのオーディオですが、オーディオは音楽の魅力をより引き出してもくれます。オーディオが趣味で良かったです😀