Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

Wavecorのツィーターを聴いた(後編)

Wavecor の『デュアルピストン・デザイン』型ツィーターの TW045WA01 を、ホーンシステムに繋いでクロスオーバーの調整と試聴を繰り返しています。今回はその後編です。

 

 

 

前編では2.3kHzでクロスして試聴した結果を紹介しました。このWavecorのツィーターの聴き始めはこの設定で良さそうと思ったのですが、いろいろな音源を聴いてみると数kHz付近の情報量が足りないのではと思えてきました。

 

 

 

チャンネルデバイダーの調整と試聴を繰り返して、今のところ落ち着いるのが下記の4.4kHzでのクロスです。ツィーターの20kHz付近の分割共振を抑えるため、チャンネルデバイダーでその帯域を少し減衰させています。測定はソニーのドライバーSUP-T11とWavecorのツィーター中間をアコースティックセンターと位置付け、その軸上1mでの測定結果です。

 

 

 

下記はアデルのLive At The Royal Albert Hallの「Rolling in the Deep」で聴衆(約7000人?)のみが歌っている時の周波数スペクトラムです。この音源はその聴衆一人ひとりの声が聴き分けられるくらいの弱音域のリニアリティと立体的なサウンドステージ感があるとライブ会場にいるような感覚が得られます。もちろん、それなりの音量での再生が前提です。

 

2.3kHzでクロスした場合、その聴衆の声をガラス越しに聴いているようで弱音域の音数が少なく感じられるのです。やはり、4から5kHz付近まではソニーのドライバーに任せた方が良さそうです。45mm口径のセラミックコーンに期待していたのですが、ソニーのドライバーの分解能には及ばずの結果となりました。

 

 

 

このWavecorのツィーターは、ハードドームタイプのSB Acoustics SB29BNC-C000-4の様な情報用の多いハイエンド的な出音ではありませんが、優しさのある高音は魅力的です。弱音域のリニアリティがもう少し高ければ申し分ないのですが。価格を考慮すると、求め過ぎですよね。

 

Wavecor TW045WA01には「ベスト・コストパフォーマンス賞」を授与、そして、SB Acoustics SB29BNC-C000-4がツィーター選手権大会のチャンピオンの座を守り切りました。

 



今回で、今年度のツィーター遊びはおしまいと思っているのですが、もう一つ気になっているモデルがあるのです。それは年末のセールまで我慢・我慢。しばらくは、そのツィーターへの思いを遠距離恋愛で深めるのもアナログ的で楽しいかも。

先日、「少年の気持ちを忘れないあなたは素敵よ」と妻に告白されました😅

 

 

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我が家の西斜面からキツツキが木を突っいているような音がしたので、よく観察していると、巣箱の付近からコッコッと音がしますが、小鳥の姿はありません。コッコッにも箱鳴りのような残響音がのっています。ヤマガラが巣箱の中のリフォームをしているようです。

 

 

 

昨年はヤマガラ、2年前はシジュウカラが子育てに成功しました。

 



花粉症の人には嬉しくないかもしれませんが、寒がりの私にとっては暖かくなる春の到来は嬉しいです。そろそろ、ガーデニングのお仕事も頑張れねば😀