Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

ウーファー用パワーアンプ選び(前編)

妻が私のブログを久しぶりに読んだらしく(斜め読みだそうです)、「オーディオルームに籠っていると思っていたら、ツィーター選手権大会なんてやっていたのね」と言われました。正しく「亭主元気でオーディオがいい」ですね😅

 

ツィーター選びが一段落しましたので、今度はホーンシステムのウーファー用のパワーアンプを換えて遊んでいます。対象となるウーファーは2000年に購入したソニーのSUP-L11です。

 

写真左はAccutonのミッドバスC220-6-222、中央は今回主役に抜擢されたSUP-L11の裏面でそのマグネットの大きさが分かります。右は旧エンクロージャーから苦労して取り外したときのものです。

 

 

ウーファー用エンクロージャーは旧リスニングルームではラフトクラフト製のバスレフ型を使っていました。その頃は開放的な低音が好みでバスレフを選択したのですが、次第に正確な低音と感じられる密閉型の音が好みとなり、2014年、新リスニングルームのリフォームに合わせて、Woody&Allenさんに200Lの密閉型エンクロージャーを製作して頂きました。前後のバッフル板はネジ留め式ですので、必要ならばユニットの変更やバスレフポートの追加が容易にできます。

 



Woody&Allenさんより納品されて間もない頃の密閉型エンクロージャーの写真です。この時はまだ和室で、新リスニングルームのリフォーム工事は始まってもいませんね。この年は定年後間もなくで当時を思い出すと、『思えば遠くへ来たもんだ』と感傷的な気持ちになります。

 

 

 

2010年頃からSUP-L11の駆動は Accuphaseパワーアンプ A-30BTLモードで行っています。パワーは120W (8Ω)で並みの出力レベルですが、SUP-L11の能率は98dB/W/mとかなり高い部類に入りますので、大音量の再生時でもパワー不足を感じたことはありません。後述しますが、いろいろなパワーアンプを試しました。SUP-L11との組み合わせに於いては、A-30 (BTLモード) の低音の質感が、タイト過ぎず、膨らみ過ぎずにとても私の好みなのです。

 

最新モデルのAccuphaseパワーアンプですと、もっと良いのかもしれませんが、そこは大人の事情がありまして … 。このブログを読んだ妻が「私が買ってあげる。あなたの幸せは、私の幸せ」と言ってくれるのを密かに期待していますが、宝くじに当たるより確率は低いですよね😅

Accuphase A-30

 

今回は、Accuphase A-30から Apollon のモノラルパワーアンプ NC800 SLM に換えて、ホーンシステムから更なる素敵な音が聴けるのか試してみます。NC800 SLM の最大出力は400W (8Ω)、そしてダウントランス無しで200Vから直接駆動していますので、タイトでグルーヴ感溢れる低音が聴けるのではと期待しています。なんで今まで試さなかったのだろうと、自分でも不思議です。Apollon NC800 SLMイコールAccutonのサブウーファーと思い込んでいました。

 

Apollon NC800 SLM

イメージ 2

 

 

Accuphase A-30 に落ち着くまではいろいろなパワーアンプを試しました。4チャンネルの独立パワーアンプを搭載したPioneer M-AX10 (写真左)をBTLモードで、300W (8Ω) で瞬時電流供給能力が特徴の Marantz MA-9S1 (写真中央)、スピーカーの低電圧駆動を目標に開発された100W (8Ω)の Accuphase P-650、写真はありませんが、UHC型のMOS-FETを終段に採用した自作の金田式パワーアンプなど試しました。A-30の音に比べると、いずれも、力感の無い平面的な低音でした。乗馬と同様、手綱がゆるすぎても、強すぎてもダメなのですね。大事なのは人馬一体、パワーアンプとスピーカーも同じ関係のようです。

 

*上の画像はオーディオの足跡からの転載です。

 

 

ここで学んだことは、スピーカーユニットとパワーアンプには相性があるということです。先輩方からは、そんなの当たり前だと言われそうですが、やはり自分で体験するのが重要です。

 

予告編が長くなってしまいましたが、次回は、A級アンプ代表のAccuphase A-30 (BTL) と スロベニア出身でスィチングアンプ代表のApollon NC800 SLM の一騎打ちの結果を紹介する予定です。

 

今度は妻から「オーディオルームにまた籠っていると思っていたら、今度はパワーアンプ選手権大会なんてやっていたのね」と言われそうです。

 

「亭主元気でオーディオがいい」なのです😅