現在のパワーアンプとスピーカーユニットの組み合わせを下記の図にしてみました。4ウェイマルチアンプ方式で、計8台のパワーアンプをモノラル構成で使っていますので、ネットワーク タイプまたはフルレンジのスピーカシステムをお使いの方からみたら、アンプの数を減らせとお叱りを受けそうです😅
傅 信幸氏(オーディオ評論家 )のように Jeff Rowland のマルチチャンネルタイプのアンプ Model 304 を使うと左右2個で済みますので、美的センスの良さを示せるのでしょうが、モノラルアンプ+BTL接続の音が好きなタイプですので、部屋の美しさを犠牲にして自分の好み音を目指しています。人それぞれ、こだわるところは違いますよね。”多様性は趣味の世界を豊かにしてくれる”とは、私の言い訳です😅
現在、低域には Hypex NC500モジュールを採用したオーストリア製の Apollon NC 800SLM (400W)、中低域には Accuphase A-30 をBTL接続(120W)で、中域には Accuphase A-35 をBTL接続(120W)で、高域には EL Sound EPM-9inv (EPM-3inv の9Wバージョン)を使っています。片チャンネルで649Wになります。指向性が制御された能率の高いホーンシステムの場合、数ワットの真空管アンプでも十分な音量で音楽が楽しめるのでしょうが、指向性の広い太鼓型のエンクロージャーのスピーカシステムで、ダイナミックレンジの広い交響曲を存分に音を浴びるためにはこれくらいのパワー(余裕も含めて)は必要なのです。
現在のパワーアンプとスピーカーユニットの構成
今回、基本的に高域用のパワーアンプのみを変更して、下記に示したような3つの組み合わせで試聴しました。いずれも、数年前に試したことがありますが、Accutonのユニットを導入して約7年、そしてリスニングルームも完成してから4年経ちましたので、改めて比較試聴してみました。それぞれの組み合わせに良さがあるのでしょうから、駄耳の私がそれを聴きとれるか試される部分もありますが、それも含めて楽しみたいと思います。
構成①:ツィーターは EL Sound EPM-9inv で駆動(現在の構成)
ツィーターはEL Sound、スコーカーはAccuphaseのパワーアンプですので、微妙は音の違いは感じていますが、手持ちのパワーアンプを総動員した結果、一個のスピーカーユニットに一台のパワーアンプで駆動する自己満足の組み合わせになりました。
このEL Soundパワーアンプはホーンドライバー用に購入したもので、モノラル仕様で出力はたかだか9Wですが、能率92.5dBのAccutonのツィーター (C25-6-158) を駆動するのには十分だろうと思い、あまり深く考えることなく今日まで来ていましました。
構成②:ツィーターは Accuphase A-35(ステレオ接続)で駆動
Accuphase A-35は中古で入手したものが3台あり、2台はBTL接続にしてスコーカーを鳴らしています。残りの1台は今まで使用せず保管していましたが、今回、完全なモノラルアンプ構成が崩れていまいますが、その保管していた個体を使い標準的なステレオ接続で左右のツィーターを鳴らしてみます。
構成③:ツィーターはスコーカーと共用で Accuphase A-35(ステレオ接続)で駆動
この構成は1台のAccuphase A-35を標準的なステレオ接続にしてツィーターとスコーカーを鳴らします。ツィーター専用のパワーアンプが不要になりますので、この組み合わせで音場感・音像感が上記の組み合わせと同等以上な結果が得られれば嬉しいなと思いながら聴きました。
次回は上記のパワーアンプとツィーターの組み合わせで試聴した結果を紹介できると思います。
(注)この記事は下記の続編です。