最近、トランス式アッテネーターを使った実験を行っていますが、成り行きで新たなパワーアンプの組み合わせも同時進行で試しています。今回も新たな機器の購入はなく、手持ちの機器を使って、より良い音を目指す「プロセス」を楽しんでします。
Before
下記が「Before」のパワーアンプとスピーカーユニットの組み合わせです。片チャンネルで計3台の構成で、LOWにはHypex NC500モジュールを採用したオーストリア製のApollon NC 800SLM (400W)、MID-LOWにはAccuphase A-30をBTL接続(120W)で、MIDとHIGHにはAccuphase A-35をStereo接続(30+30W)を使っています。
パワーは合計580Wになり、そんなに必要なのかと思われるかもしれませんが、Accutonのユニットは低ひずみで音量を上げても煩さを感じないのです。録音が良ければという条件は付きますが、音量を上げた場合、音圧より立体感が増す感じになりますので、スピーカー後方の広く・高いサウンドステージで音符たちが楽しそうに踊っているようです。以前はスピーカーのレベル調整やフラッターエコーなどの問題から音量は控えめで聴かざる得なかったのですが、昨年中頃から状況がすこしずつ改善して、それなりの音量で音楽が聴けるレベルに達しました。
After
下記が「After」のパワーアンプとスピーカーユニットの組み合わせです。HIGHにホーンシステム用にと購入していたEL Sound EPM-9inv (EPM-3invの9Wバージョン)を追加して、MID-HIGHのAccuphase A-35はBTL接続に変更しました。MID-LOWとLOWには変更はありません。これで、LOW以外はBTLの構成になりました。ホーンシステムの時代からAccuphaseのA-30/A-35のBTL接続の立体的な音が気に入っています。
パワーアンプは左右で計8台の構成になりました。私の趣味の部屋での事なので、妻の地雷を踏むことはないですが、少なくてもひんしゅくは買いそうです😅。LOW以外のパワーアンプは200V-100Vのステップダウントランス(左右独立)のスイッチを使ってON/OFFしていますので、使い勝手は悪くはありません。
最終的な評価を下すまでは聴きこんでいませんが、私が予想していた以上に EL Sound EPM-9inv とAccutonのツィーター (C25-6-158) との相性は良さそうです。