月刊誌「stereo」で人気のコーナー、田中伊佐資氏のオーディオマニア訪問記「音の見える部屋」をまとめた『大判 音の見える部屋 私のオーディオ人生譚』が先日発売されました。
「stereo」誌の連載では1人がB5判ですが、今回のMookではA4変型と大きくなり、ページ数も4ページから8ページに増えています。その結果、写真と記事が上手く整理されとても読みやすい紙面の作りになっています。田中伊佐資氏のオーディオマニア訪問記「音の見える部屋」をまとめたMookは計4冊となりました。このMookは好評なのですか、本のサイズが少しずつ大きくなっています。
本の冒頭で、田中さんが「どうせなら、これまでのB5判より本をでっかくしましょう」と提案したと書かれていますが、今回それが好結果を生んだようです。本のサイズやページ数の違いで同じ内容にもかかわらず、読み手の印象はかなり変わります。
同じく冒頭で、「判型が大きくなると写真が映えるだけではない。その説明書きのスペースもたっぷりとれる。」書かれていますが、その通りで紙面の上部に写真、下部に文字の配置になって情報が整理されとても読みやすくなっています。写真の色合いも月刊誌のものと比べたら、高級感のある感じが出ています。
インターネットの時代では製品の情報収集は本に頼ることは少なりましたが、オーディオ愛好家の訪問記は愛用されているオーディオ機器はもちろんですが、それに至る過程(物語)が紹介されていますので、この手の本はつい買ってしまいます。
「オーディオや音についてを記すことが骨子ではある。だけど人はなぜこの趣味にこれほどまで打ち込めるのか、その拘り所に僕はすごく興味があって取材をしている」と田中氏は記されています。
「オーディオ風土記」の前書きでも同じようなことが書かれています。「あんなオーディオがあった」とはしなかった。実は装置そのものはうわべのことであって、自分の音に向かって苦労してオーディオをいじり倒している人がいましたよという事実が最も大切なことであるようにぼくは思う。皆さんはオーディオをしきりに語っているのだけど、それは人生を語っているに等しい。人生の達人がオーディオの達人になれるのだ。
同感です。私もオフ会などでお付き合いさせて頂いているオーディオいじりが好きな方は人生の達人でもあり話題が豊富で深いです。このような素敵な趣味に出会えてほんとに良かったそう思います。そして、妻もそう思ってくれているのが嬉しいです😀
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庭に出たらこんな素敵な光景が......... 癒されます。
伊豆の踊子とクサキリ?