先日の記事で、「音楽は聴かずにオーディオを勉強している」と書きましたが、ある掲示板で、長岡鉄男氏の言葉「手段が目的化することを趣味という」が紹介されていました。さすが、長岡さん分かっている😀
仕事では手段を目的化すると本末転倒そのものですが、手段またはプロセスを楽しむのが趣味の達人なのです。そして、その手段を共有できる仲間との交流もまた楽しい。
話は変わりますが、WAF (Wife Acceptance Factor) と言う表現ご存知でしょうか。オーディオ機器を購入するさい奥様の同意が得られるか否かを示す指数だそうです。Wikipediaに詳しい説明が載っています。
これからが本題です。Loudspeaker Design Cookbookで回折の影響をなるべく受けないように設計したスピーカーは、WAFが低くなる可能性が有るかもと書かれていました。特に、リビニングルームにオーディオ装置を置かれている場合は、WAFは一番重要な要素ですよね。奥様に、”私をとるか、その変な恰好のスピーカーをとるか”と究極の選択を迫られそうになったオーディオ愛好家は多く居られるかもしれません。 私の場合、20年くらい前にマンションの一室にリスニングルームを造りたいと打ち明けたら、”自分のことだけしか考えていない”と妻に怒られ、一週間ほど口をきいて貰えませんでした😅 男のロマンとWAFは対極にあるかもしれません。
そのようなこともあり、我が家の奇抜なデザインの太鼓型エンクロージャーのWAFが気になります。
のろけになりますが、太鼓型エンクロージャーのWAFはとても高いのです。太鼓の胴を購入する時に、長野県の太鼓工房まで一緒に行ってくれて、今では我が家のオーディオの広報担当で、来客の折には私の代わりに自慢してくれます。それから、他のスピーカーを聴いたら、”家のスピーカーの方が良い音をしているね”と言ってくれそうなくらいWAFは高いです😀
オーディオ誌でWAFコンテストを企画すると面白そうですね。特に、スーパーハイエンドの超弩級の機器のWAFはかなり低そうです。そして、それらの値段を教えたらWAFはさらに急降下しそうですので、ゼロを2つくらい少なくして提示しないと家庭崩壊を招きそうです。
音楽を気持ち良く楽しむには、WAF（家庭内平和）が一番と思っている恐妻家？の独り言でした😅
