Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

超低域再生が音楽に生命力を与える

先日、五輪真弓のフランスで録音されたレコード盤の素晴らしさを紹介しましたが、日本で録音されたレコードにも素晴らしい盤があります。

 

その中の一枚が、弘田三枝子のレコード「My Funny Valentine Mieko Hirota」です。このレコードは私好みの演奏・録音で、大音量で聴きたい音源の一つです。録音は1976年、日本コロンビア第一スタジオにて行われています。演奏は鈴木宏昌と石川晶を中心としたメンバー、レコーディングは Kaoru Iida、 マスタリングは Yujiro Kasai とのクレジットがあります。

 

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今月は、手入れ(保守)が目的でホーンシステムで音楽を聴いています。最近の私は、Accutonのシステムの広いサウンドステージ、音離れの良さ、音数も多さ、下方リニアリティの高さに魅了されていますので、ホーンシステムで音楽を聴くモチベーションが下がっています。

 

 

これからが、今日の本題です。

最近、新しい発見がありました。ホーンシステムにスーパーウーファーとしてAccutonの AS250-8-552 を追加して超低域を鳴らすと不思議なことに全音域で音のグレードが数段上がったように感じられるのです。

 

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ホーンシステムのウーファーソニーの SUP-L11 を使ていますので、それなりの水準の低音の量と質感は出していると思いますが、スーパーウーファーとしてAccuton AS250 を追加して超低域を再生可能にしますと、Accutonのフルシステムには及びませんが、全音域で音が立体的になり、サウンドステージが広がり、ついつい音量を上げてしまいます。スーパーツィーターを追加すると他の帯域にも影響すると雑誌の記事で目にしますが、今回の効果はそんな比では無いです。私が求めているピュアオーディオでのスーパーウーファーには演奏のサブハーモニックスとスタジオまたはホールの空気感の再生です。決して刺激的な重低音の量感ではありません(これはこれで、音源によっては快感ですが)。

 

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Accuton AS250 はドーム型でaluminum honeycomb sandwich構造をしていますので、振動板の剛性が高いようです。これが、立体的で音力のある超低音を生み出しているのでしょう。

 

Accuton AS250 の低音には一般的なウーファーに比べて音力・浸透力がありますので音漏れには注意が必要です。先日は時間が過ぎるのを忘れて(調子にのって)、妻の就寝間近の時間まで大音量で弘田三枝子のレコードを聴いていましたら、かなり怒られました。 妻が2重ドアを開けて部屋に入って来たのも気づきませんでした。

もちろん、オーディオ的快感より家庭内平和のほうが大切です。反省😆

 

 

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逸品館のサイトで、サーロジックのスーパーウーファーの試聴会に参加された方々の感想が詳しくレポートされています。他のサイトでも同様の感想が報告されていますので、私のプラシーボ効果ではないようです。

 

逸品館のサイト:聞こえないスーパー・ウーファーの音質をテストする

http://www.mmjp.or.jp/ippinkan/report2.htm

 

逸品館のサイトで、特に我が意を得たりと思ったものを下記にリストアップしました。

  • 一音一音の量感、深み、解像度が格段に増してきた。
  • 生々しさが全然違う。別の録音のように聴こえた。offではややソフトフォーカスだった打楽器、パーカッションが現実味を帯びた。シンセピアノもより明確になった。
  • 大変な変化である。各楽器群の実在感、色彩感、解像度感、アタック感、リアリティー感とも大幅な向上である。他のソフトを聞いているような錯覚である。単に低音部にとどまらない。
  • 楽器にエネルギーが出る。空間のあいまいさも消える。
  • 音の躍動感が出てくる。すべての音が生き生きしてくる。
  • 音色数が増える。雰囲気が感じられる音となる。
  • 全てがよりリアルで鮮やか。というより、OFFではあまりに平坦な音で聞いていられない。
  • 空間のスケールが拡大。そして各との楽器のニュアンスがより生々しく説得力をもって聞こえる。
  • リアル感が増えた。広がりも良くなった。力強さも増した。

 

剛性の高い振動板を採用したスーパーウーファーの良さはそれなりの音量で鳴らせる環境でより発揮します。くれぐれも奥様のお出掛けの時に試されることをお勧めします😀