Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

デジタルRIAAでレコードを聴く

S&K AudioのマルチチャンネルDAコンバータ (VT-EtDAC)と入力専用オーディオI/F (VT-EtSRC)の自宅試聴の続きですが、今回はアナログを聴きます。

VT-EtDACVT-EtSRCに加えて、MCヘッドアンプもお借りできましたので、その組み合わせでアナログを聴く準備をしています。私の場合、デジタル式のチャンネルデバイダーがシステムの核となっていますので、レコードを聴くには最適な環境ではないかもしれませんが、下記の図の様な機器の構成となっています。

アナログ機器の構成図
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S&K Audio VT-EtSRCのバックパネル
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先日までは。MCカートリッジの出力はMCトランス・フォノイコライザ・ADC経由でS&K Audioの入力専用オーディオI/F (VT-EtSRC)のS/PDIFの入力端子に接続していました。VT-EtSRCのLINE入力にはADCも搭載されていますので、RastemeのADCは省略することもできますが、S&K Audioの自宅試聴が終わりましたら必要になりますのでそのままにしています。

S&K Audioの製品を最大限生かした構成ではかなりシンプルになります。VT-EtSRCはPhono入力はMMカートリッジ対応でADCも搭載、そして、RIAAの補正はPCのソフトウェア上で行われるところがポイントとなります。VT-EtSRCでは量子化RIAAの補正がされる前、つまり高域のレベルが高い状態で行われますのでSNの高い音楽再生が可能となります。




S&K AudioのMCヘッドアンプ、入力専用オーディオI/F (VT-EtSRC)そしてマルチチャンネルDAコンバータ (VT-EtDAC)を使ってのレコード再生が無事できました。サンプリング周波数は176.4kHzでの試聴です。音楽が始まって、まず気付くのが圧倒的なSN比の良さと音場感の広さです。まさしくハイレゾの世界が広がります。

S&K AudioのMCヘッドアンプ(上)とVT-EtSRC(下)
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S&K AudioのMCヘッドアンプとVT-EtSRCで再生するアナログは、私の予想を良い意味で裏切ってくれました。我が家では4ウェイのスピーカーシステムを最大限活かすために、デジタルチャンネルデバイダーを使用しています。そして、主な音源はCDですので、アナログは補助的な音源と割り切っていたのですが、今回の試聴でCDとアナログの両立も不可能では無いと思った次第です。

S&K Audioで聴くアナログは”良質”なハイレゾ音源のようです。高性能のA/DコンバーターとデジタルRIAA補正はアナログのもう一つの聴き方を提案してくれています。

デザインで選んだVPIのターンテーブル
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今までは、「CDよりアナログの方が音が良い」と聞くと半信半疑でしたが、その気持ち分かるような気がしてきました。気付くのが遅かったですね。しかし、「Never Too Late」とも言いますので....