Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

マルチチャンネル用Power DACの試聴

11月後半から、S&K Audioのイーサネット接続で動作するマルチチャンネルDAコンバータ (VT-EtDAC)と入力専用オーディオI/F (VT-EtSRC)を自宅試聴させて頂いています。今週、マルチチャンネル用Power DACVT-EtPDAC)をお借りして試聴ができましたので紹介します。下記の写真では、VT-EtPDACは外装保護ために養生をしたままで試聴しました。

VT-EtDAC(左)、VT-EtPDAC(右)、DF-55(下)
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マルチチャンネル用Power DAC(VT-EtPDAC)を使えば、我が家のデジタルチャンネルデバイダー1台とパワーアンプ計6台がこのPower DAC1台で置き換えることができます。このPower DACは計8個セットのDACパワーアンプが搭載されています。CH1とCH2のパワーは160Wありますので大半のウーファーは駆動できます。CH3-CH8のパワーは40Wですがマルチアンプ方式でので十分なパワーです。マルチチャンネルアンプですが、Dante Networkを採用していますので、なんと入力はLAN端子(RJ45)のみです。

Power DAC(VT-EtPDAC)のフロント(左)とバックパネル(右)
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VT-EtPADCで置き換え可能な我が家の機器達
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S&K Audioの入力専用オーディオI/F (VT-EtSRC)とマルチチャンネルパワーDAC(VT-EtPDAC)を使えば下記の様に4wayのマルチアンプシステムながら非常にシンプルな構成になります。VT-EtSRCとVT-EtPADCともハーフサイズで、色はパールホワイトで高級車並の塗装の品質ですので、奥様方々からリビングルームに設置しても許しが貰えるのではないでしょうか。

試聴機器の構成図
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VT-EtPDACの音の印象は音色が揃っていると感じました。やはり同じデバイスを使って8chのアンプで構成されているのが功を奏しているようです。制動の聴いた低音も魅力的で Diana Krall の My Love is のべースの音が気持ち良く聴けました。 高音も美しくEaglesHotel California では演奏とライブ会場の雰囲気が煩くなることなく再生できていました。

VT-EtPDACを使った場合、私のパワーアンプを使った場合に比べて、デジタルボリュームの量が10dB程多いのが原因かもしれませんが、音が少し平面的に感じ、音場にもう少し奥行き感が欲しいと感じました。この辺が、8chのアンプを一つのケースに収めることの難しさなのでしょう。

VT-EtPDACの出音はとても美しい音で、低消費電力でかつ超コンパクトなアンプでここまでの音が再生できるとは思ってもいませんでした。この設計思想でモノラル仕様のPowerDACでAccutonのシステムをドライブしてみたいなどと夢みたいなことを想像してしまいました。パノラマビュー的な音場・音像空間が得られそうな予感がします。




名誉の負傷です。先日テニス中に転んで右手の親指付近を打撲してしまいました。幸い、骨折はしてはいなく、痛みもだいぶ和らいできましたが、いつまでも若くは無いことを再認識させられました。

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優しい妻曰く、”私、あなたの右手になるわ”と言いながら来週は、私を置いて雪山歩きに出かける予定とか。