Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

フォノアンプ Sutherland Hubble

前回からの続きで我が家のアナログを紹介します。

ファノアンプは乾電池駆動方式を採用したSutherlandHubbleを使用しています。MCカートリッジ使用時でもノイズレベルが低く高分解能で明確な音像表現が気に入り10年近く前に中古で購入しました。外観は下記のようにとてもシンプルですが、入力インピーダンスとゲインの変更もできる設計になっています。設計者のシンプルイズベストの理念が感じられます。

Sutherland Hubble
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右側に計16個の乾電池、左側には2段重ねでLとRチャンネルの基板がデュアルモノ構造で配置されています。電源スイッチはタイマー方式を採用していますので、消し忘れによる電池の消耗を防いでくれます。

Sutherland Hubble 内部構造
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入力インピーダンスとゲイン設定は上蓋を開けて、小さな基板取り替えて行います。奥の基板が入力インピーダンス用、手前がゲイン設定用の基板です。我が家では
入力インピーダンスが100Ω、ゲインが60dBとなっています。

入力インピーダンスとゲイン設定
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私のシステムではデジタルチャンネルデバイダーを使用していますので、フォノアンプの出力を ラステーム・システムズ RAD192D でA/D変換してデジタルチャンネルデバイダーのデジタル入力に繋いでいます。

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ラステーム・システムズのRAD192Dはアナログアンバランス(RCA)とバランス(XLR)の入力を備えたADコンバータです。出力には、光デジタル×1、同軸デジタル×2、AES/EBU×1を備え、入力したアナログ信号をデジタル信号に変換して出力します。

ラステーム・システムズ RAD192D
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アナログ入力では、入力音声レベルに合わせて、0.35、0.75、2、4、6、8、10Vrmsの7段階で入力感度の調整が可能ですので、カートリッジの出力電圧やフォノアンプのゲインに合わせてADコンバータのダイナミックレンジを最大限活かすことができます。前面に液晶ディスプレイを装備していますので、入力サンプリングレートやADコンバータのレベルが確認できます。この製品はラステーム・システムズ社が会社更生法が適用される直前に定価の半額位で購入しました。コストパフォーマンス抜群の製品ですね。


予定していました、カートリッジの比較試聴はテニス三昧していましたので、試聴の時間がとれずに次回に持ち越します。






先日、妻が富士山に登ってきました(私はテニス)。その時のスマホで撮ったベストショットだそうです。日の出後まもなく、東の空からの低い日差しで西の雲海に富士山頂の影が満月の空に数分間だけ映ったそうです。

影富士と満月
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