Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

内装工事の開始前に一仕事

2日後には内装工事が始まりますので、記念に現況での部屋の残響時間を測定してみました。使用したスピーカーは小型のAccutonの2ウェイです。マイクロフォンはなるべく間接音を拾うように部屋の後方に向けました。

まずは部屋の現況を説明します。下記がスピーカー側の写真です。スピーカーの横にはDIYした檜合板の板(1800x450x36)が計6枚壁に立てかけてあります。天井にはサーロジックのスカラホールが2枚設置してあります。以前、こちらがリスニング側でしたので、その時の名残です。

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下記がリスニング側の写真です。DIYしたCDラック6個、サーロジックのSVパネル8枚(H=1300)が有りがオリジナル状態です。この状態から順に物を部屋から運び出してそれぞれの残響時間を測定しました。


オリジナルの状態
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CDラックと全てのパネルを撤去した状態
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壁と天井は強化石膏ボードむき出し、床は構造合板の状態での残響時間の結果は下記のとおりでした。我が家の内装工事前の残響時間は500Hzで約0.6秒でした。ミッドバスの時間がもう少し短くなれば良いのでしょうけど、私はまずまずの結果を思っていますが如何でしょうか。
図の表示ではT30となっていますが、最終結果の残響時間はT60となっています。

リスニング側のラック・パネル類の影響
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スピーカー側のパネル類の影響
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*9月4日 この図を追加




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*9月6日 この図を追加



上記の結果から、サーロジックのSVパネルとDIYした檜の合板(36mm厚)のパネルがミッドバス付近の振動を吸収してくれているのが分かります。それから、我が家に有ったサーロジックの定在波パネルは先週ある方に嫁いで行きましたので今回の結果には含まれていません。


下記は音響エネルギーの減衰特性です。スムースな減衰特性でそれなりのSN比が得られた環境での測定だということがお分かり頂けると思います。

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次回はスピーカー側に簡易的に設置してある檜合板のパネルとスカラホールを撤去して測定する予定です。来週から内装工事が始まりますので、明日までには、この部屋から全ての機器を撤去しなければなりませんが、一番大変なウーファーの箱の移動は大工さんが応援してくれることになっています。大工さんに感謝


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*9月6日 この写真を追加