加銅鉄平著「リスニングルームの設計と製作例」を参考にしながら、部屋を檜板を壁に張った場合の残響時間を計算してみました。結果を下記の図に示 します。500Hzでは0.55秒、平均は0.59秒となりました。部屋にはオーディオ機 器、ラック、ソファなどが入っていない状態での計算結果です。そして、この計算 には部屋の強度不足などによる固有振動の影響は加味されていませんので、250Hz以下での実際の測定がどうなるか興味があります。
私の部屋容積は88㎥ありますので、一般的にクラッシク鑑賞には約0.5秒前後が望ましいらしいですので、モノが部屋に入ればほどほど良い残響時間になるのではと楽観しています。ケセラセラですね。
残響時間を計算にするのには正確な材料の吸音率の値が必要なのですが、私の場合、本やネットで一番近いと思われる材料の値を使い計算しましたの で、誤差はそれなりにあるのでしょうが、この様な設計値が手元に有りますと、実際に測定した時に大変参考になります。
加銅鉄平著「リスニングルームの設計と製作例」と石井伸一郎著「リスニングルームの音響学」は私にとってリスニングルーム設計のバイブルとなって います。