マラソン試聴会の続きです。
厚木氏はLinnのKlimax 350Aを使ってのプレゼンテーションです。カラヤン指揮のシュベリウスの曲が印象に残っています。五嶋みどりのエルガー(タ ベの歌)も心に沁みいる様な演奏で素晴らしかったです。
東氏はJoseph AudioのPeal 2使ってのプレゼンテーションです。、120dB/Octの急峻なスロープが特徴のスピーカだそうで す。申し訳ありませんが、再生された音楽はあまり印象に残っていません。
島氏はAvalonのCompas Diamond Version使ってのプレゼンテーションです。隣のスピーカーTidal Contriva Diaceraは川又氏が使用されます。セラミックユニットの対決ですね。楽しみです。島氏の再生き印象に残ったのは、クリスタルCDのノイマン指揮のドヴォルザークの「新世界」でした。クリスタルCDの空間表現はなかなかのも のです。ハイレゾ音源の配信ができる時代にCDの材質にあまりこだわる必要も無いような気がしないでも無いですが。島氏はXRCD版のテレサ・テ ンで場を盛り上げてくれました。
川又氏はTidal Contriva Diaceraを使用してプレゼンテーションです。このスピーカーもAvalon同様セラミックのユニッ トを使っています。Tidal Contriva Diaceraは他のスピーカーに比べてダイナミックレンジがかなり広いように聴こえます。ス ピーカーがまるで気持ち良く歌っているみたいです。島氏のテレサテンに対抗して、川又氏の選曲はちあきなおみの「黄昏のビギン」です。このあたり から昭和歌謡のオンパーレドまでとはいかないでしたが、何曲か懐かしい歌謡曲が再生されました。
皆様、GLASS CDと言う製品ご存じですか?GLASS CDはガラス分子の液体をCDに塗布して音質の改善を図る製品だそうです。川又氏は、2枚のちあきなおみのCDを使ってその効果をデモされました。参加者 のほとんどがGLASS CD塗布のCDが良かったで答えていました。メーカーのサイトには「本当に良い耳を持った人にしかその変化を理解することはできません」と ありますが、誰でも改善が分かるような変化をします。
個人的には、このTidal Contriva Diaceraで再生されたノルウェーのKKVを言うレーベルの完全なアカペラのコーラスはこの日一番の出来とな感じました。川又氏が求められていた等身大のステージが再現されていました。
2日目でトリを務めたのはSonusfaberのAidaとAvalonのTimeでした。ここでは私は帰路につきました。
以上、ダイナミックオーディオ主催のマラソン試聴会のご報告でした。