Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

スピーカーの新配置(実行編 その1)

人生最後の日に、やらない後悔よりやる後悔を実践した自分を褒めてあげたいですので、先日紹介しましたスピーカーの新配置案を実行に移すことにしました。

 

今回の作業には重量物の移動が伴いますので、安全第一で室内用スリッパから安全靴に履き替えて作業開始です。我が家での配置換え時の三種の神器は平台車、レバーアームリフター、そしてスペーサー代わりに使用するのに厚みが丁度良いステレオサウンドのバックナンバーです。この組み合わせで、大抵の重量物を軟弱な私でも移動できます。

 

 

 

まずは、Sonyウーファー用エンクロージャーをレバーアームリフターで持ち上げ、そこに平台車を潜り込ませます。それを部屋の中央付近に移動させ、対面に有ったキャスター付きのCD棚6個をそのエンクロージャーが有った場所に設置しました。Sonyのドライバ(SUP-T11、46cmの円形ホーン付き)は、ウーファー用エンクロージャーと同じ高さのキャスター付きのレコード棚に横すべりさせて移動させました。筋力が落ちた今の私には持ち上げる力はありません😅

 

 

 

格闘すること数日、何とか大物の移動を無事に終えることができました。Scan-Speakのシステムは、まだまだ移動が伴う作業が残っていますので平台車に載ったままです。後方のCD棚の上には、写真撮影のため何も載っていませんが、実際は心を豊かにしてくれる小物がところ狭しと載ります。リスニングルームのインテリアは数少ない私の専権事項ですが、ミニマリストの妻からは、何も無い方が美しいと言われています😅 

 

 

 

とりあえず、上記の状態でScan-Speakのシステムで音楽を聴いてみました。話にならないような一昔前の一般的なオーディオの音(2次元的な音場感)に、やらない後悔よりやる後悔と粋がっていた私ですが、打ちのめされそうになります。そんなのダメに決まっていると言われるとその通りです。しかし、どのようにスピーカーを配置したら、結果が良いか悪いかは別にして、音がどう変化するかを体験するのは自分の肥やしになり、確信を持って自分の好みのオーディオ再生への繋がります。

 

この世に生き残るのは、変化に対応できる生き物だそうです。転んだら起き上がる。

実は良いアイデアを思い付いたのです。うふふ😀

 

3種類のスピーカーの新配置計画(後編)

前回の記事「3種類のスピーカーの新配置計画(前編)」の続きです。

 

前回の記事でも明記しましたが、現在のScan-Speakのシステムの配置で気になっている点は、下記の3点です。

 

① Scan-Speakのシステム側の天井高は2.4mとAccuton側の4mに比べてかなり低いため、高さ方向のサウンドステージ感が制限されている可能性がある。

② Scan-Speakの直ぐ右側にラックがあり、一次反射に影響を及ぼしている。そして、左右の音響空間が非対称なので、音場感を重視ている私としてはなんとかしたい。

③ 床下に設置しているパワーアンプがAccuton側にあり、スピーカーケーブルが8mと長く、弱音域の表現を最大限活かせていない可能性がある。4ウェイのマルチアンプ方式のため、左右のケーブル長の総計が64mとなり、高価なケーブルは予算オーバーとなる。

 

そして、下記が現在の3種類のスピーカーシステムの配置(対面型)になります。

 

 

 

上記の3項目を改善するためにAccuton、Scan-Speak、Sonyの3システムを天井高の高い側の壁面に配置する案を検討しています。

 



 

AccutonとScan-Speakのシステムの場合、使用していない方をAS250のエンクロージャーの上に移動するのを考えています。または、ソニーウーファーのエンクロージャー間に保管するのも選択肢の一つです。理想的には、使用しないスピーカーは部屋から出せば良いとは分かっているのですが、共有スペース担当大臣の認可が貰えそうにありません😅

 

2018年までは、AcctonとSonyのシステムでSonyウーファーを共有していましたので、両システムを同じ壁面に配置してしました。そして、2018年11月に、Acctonのウーファー(AS250-8-552)を導入して、Acctonのシステムが独り立ちしました。これによって、Acctonのシステムがスタメンの座を勝ち取り、広い音響空間を得たのです。2021年には、パワーアンプ類を床下に移動して、Acctonのシステムが本領を発揮しだしたのはこの頃からだった気がします。

 

2018年の配置(AcctonとSonyとでウーファーを共有)

 

 

過去の写真を切った貼ったして、私の妄想を合成写真にしてみました。計20個のスピーカーユニットが並んでいるのを見ただけで、嫌悪感を抱かれる方も居られるかもしれませんね。私もスッキリしたインテリアが好みですので、シンプルに纏めたいのですが、容姿端麗・好性格(時代錯誤的な表現?)な3人のプリンセスをえこひいき無く愛してあげたい気持ちがあり、悩ましい選択を楽しんでいます。

 

人間AI作成の未来予想図?

 

 

一つの部屋には一組のスピーカーシステムがオーディオの基本と理解してはいるのですが、複数のスピーカーシステムを一つの部屋で愛でるのも楽しいオーディオと開き直っている私です。大人の事情とオーディオの原理原則は人それぞれ、自分の人生楽しんでなんぼですよね。

 

Accuton、Scan-Speak、Sonyの3システムを同じ壁面に配置する案を実行に移すかは、大型で重量のあるエンクロージャーの移動が伴いますので、まだ心の準備ができてていません。しかし、年一年、体力は落ちていく一方ですので、やるなら今でしょ!とも思い始めています。

 

3種類のスピーカーの新配置計画(前編)

AccutonとScan-Speakとで共用できるスピーカースタンドが完成したら、新たなアイデアが湧いてきました。ようやっとのことで工事中の看板を外せたのですが、新たな工事がスタートするかもしれません。「おぬしも忙しい奴じゃの~」と言われそうです😅

 

Scan-Speakのシステムが加わるまでは、下記の様にAccutonとSonyのホーンシステムを対面に配置して、我が家の主役はAccutonでということで天井高4mの音響空間をあてがっていました。

 

 


そして昨年春、「殿、ご乱心」と言われそうな勢いでScan-Speakのシステムを導入しました。ウーファーはAccuton (AS250-8-552)を共有、配置はAccutonのシステムと入れ替えながら使えば良さそうと安易に考えていたのです(写真左)。しかし、試聴してみるとScan-SpeakのシステムはAccutonのaluminum honeycomb sandwich domeのウーファーよりSonyの一般的なペーパーコーン紙のSUP-L11の方が相性が良さそうと思われ、Scan-Speakのシステムをホーンシステム側に移動して現在に至っています(写真右)。試聴用のソファーは使用するスピーカーシステムによって移動しています。

 

 

 

上記のScan-Speakのシステムの配置でも、私的には十二分に音楽が堪能できていますが、更なる野望が湧き、AccutonとScan-Speakの両システムの二枚看板で音楽三昧の日々を過ごそうとひそかに目論んでいるのです。二兎を追うものは一兎も得ずになる可能性もありますが、あの時に試しておけば良かったと後悔はしたくありませんので、その可能性を探ってみます。

 

現在のScan-Speakのシステムの配置で気になっているのは下記の3点です。これが改善できれば、我が家に春が訪れるかもしれません。

① Scan-Speakのシステム側の天井高は2.4mとAccuton側の4mに比べてかなり低いため、高さ方向のサウンドステージ感が制限されている可能性がある。

② Scan-Speakの直ぐ右側にラックがあり、一次反射に影響を及ぼしている。そして、左右の音響空間が非対称なので、音場感を重視ている私としてはなんとかしたい。

③ 床下に設置しているパワーアンプがAccuton側にあり、スピーカーケーブルが8mと長く、弱音域の表現を最大限活かせていない可能性がある。4ウェイのマルチアンプ方式のため、左右のケーブル長の総計が64mとなり、高価なケーブルは予算オーバーとなる。

 

現在のスピーカーシステムの配置(対面型)

 


上記の3項目を改善するためにAccuton、Scan-Speak、Sonyの3システムを同じ壁面に配置する案を検討しています。制約条件としては、Scan-Speakには音色の観点からSonyウーファー(SUP-11、200Lエンクロージャー付き)を使います。この制約がなければ、話は簡単なのですが、Scan-Speakの楕円三兄弟とSonyウーファーとの相性は大変良いのです。

 

次回は、この新しい配置案の後編を紹介する予定です。

 

 

スピーカースタンド完成しました

やっとのことで、スピーカースタンドが完成しました。たかがスピーカースタンドなのに、なんでこんなに時間がかかるのでしょうね。

 

ここ数日、風も穏やかでしたので青空工房でペンキ塗りです。

 

 

 

中板(上2枚)と上板(左下2枚 Accuton用、右下2枚 Scan-Speak用)を玄関ホールに並べて記念撮影です。製作者としては、仕上げに気になる点はありますが、通りかかった妻に「綺麗ね」と褒めて貰いましたので良しとしましょう。底板は試作品を使っていますので、写真には含まれていません。

 

 

 

上板には鬼目ナット12個を取り付けて、スタンドの支柱を止めている中板とネジ止めします。強度的にはネジは数個で十分なのですが、人工大理石を使った中板としっかり留めたかったので、多めのネジで留めています。それから、鬼目ナットはツバ付きを使っていますが、ここはツバ無しを使うべきところでした。そのうちに気が向いたら取り替えます。

 

 

 

左は完成したスタンドにScan-Speakのシステムを載せています。右は今回支柱を流用したタオックのHST-60HBです。

 



これで、ようやく音楽のある日常が戻ってきました。

 

今日も工作日和

スピーカースタンドはまだ完成していませんが、工作には励んでいました。

 

今回、ひょんなことからAuro3Dさんのハイトスピーカーの移設のお手伝いをすることになり、下記のような工作をしていました。出来上がってしまうと、何でもないようなものなのですが、図面を数回引き直しています。

 

 

 

下記はAuro3Dさんのサイトからの借りもので、左は Befer、右は After の写真です。ハイトのスピーカー三台が梁の上から手前に移動しています。この After の角度はAuro-3Dでは、有るべき位置なのだそうです。

 

 

私が工作したのは、ハイトスピーカーの上部と梁を連結する部材で、水平および垂直方向の角度調整ができるようになっているのが特徴です。

 

私もいろいろな人の協力のお蔭で、AccutonとScan-Speakのスピーカーシステムが完成しています。私も今回の工作で、協力の輪を広げるのに貢献できたようです。

 

ダウンロードして聴いてみたいハイレゾ音源がありますので、今週中には、スピーカースタンドのペンキ塗りと組立てを終えて、メインのシステムで聴けるようにしたいのです。

 

リスニングルームのドアに掛けてある「工事中」の看板を、「ご協力ありがとうございました」に掛け替えるよう頑張ります😀

 

私の工作、亀の歩きのごとく

AccutonとScan-Speakのスピーカシステムで共有できるスピーカースタンドの工作の進捗は亀の歩きのごとく状態です。妻からは、時間はたっぷりある身なのだから「それでいいんじゃないの」と慰めて貰っています。Time is money から卒業してもう少しで10年、自分がやりたいことだけ、やりたい時にやれる今が一番幸せなのかもしれません。

 

下記は太鼓胴を固定する天板で、左はScan-Speak用、右はAccuton用です。Accuton用の太鼓胴の底面には取り付け用の加工をプロの方に施して貰っていますので、ザグリの加工はScan-Speak用と比べると楽ちんでした。

 

 

 

Scan-Speak用の太鼓胴がほぼピッタリとざぐった部分に収まりました。これで、だるまさんがころぶことも無くなります。

 

 

 

下記は、上記の天板2種類を受ける中板です。天板と共締めしますので、穴の数が多いのです。材料はキッチンカウンターの端材の人工大理石を奢っています。比重は木材の数倍ですので、それなりに重量感があります。

 

 

 

天板と中板は、初心者ながら頑張って斜めカットを施しました。

 

 

 

スタンドの支柱は手持ちのタオックのHST-60HBのものを流用します。底板の加工はまだこれからですが、材料は手持ちのカリン集成材(50㎜厚)を使います。支柱と底板の重量は計15kgになります。軟弱な私ですので、体感的には20kg以上に感じられます。

 



出来上がってしまうと、何でもないスタンドなのですが、細かい寸法の見直しなどで試作を2回しました。今回の工作は、ネジ類以外は手持ちの材料を使っていますので、お財布に優しい遊びとなります。

 

メインのシステムで音楽を聴けない状態が2週間続き、禁断症状が出つつあります。スピーカースタンドの完成までもう少しですので頑張ります。

 

自作スピーカーの魅力、懐かしい円形ホーン三兄弟

過去の自分のブログを眺めていたら、2012年頃に円形ホーン三兄弟の構築を始めていました。この後ホーンのインライン化へと発展していきました。

 

 

 

ウーファー用エンクロージャーはラフトクラフト製のバスレフ型、ユニットはソニーのSUP-L11です。

 

 

同年に、ミッドバスを追加したくなり、内蔵チャンバーを設けてAccutonのC220-6-222を取り付けました。この時のAccutonのユニットとの出会いが太鼓三兄弟へと発展していきます。

 



作業の途中、こんなアクシデントもありました。スピーカー端子台用の穴から探検好きな愛猫がエンクロージャー内に入ったは良いのですが出れなくなり大変な思いしました。

 

 

 

こうして振り返ってみますと、自作スピーカーは発展性があって10年・20年と楽しめます。

 

メーカー製のハイエンドと呼ばれるスピーカシステムの価格が500万円越えも当たり前になった現在、コストパフォーマンスの高い自作スピーカーが見直されても良いかもしれません😀