Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

サウンドピット創業祭(第2弾 ソース系の聴き比べ編)

今回は、第2段として先日紹介しましたサウンドピット創業祭の初日の午前に行われました「ソース系の聴き比べ」のセッションの紹介です。

 



 

私が参加したのは初日で、午前の部の「ソース系の聴き比べ」と、午後の部の「アンプの聴き比べ」のセッションです。

 

1.ソース系の聴き比べのセッション(午前の部)

このセッションでは、プリ・パワーアンプおよびスピーカーは固定して、ソース系(CD/SACDプレーヤー、ネットワークプレーヤー、アナログ)の機器計16モデルの試聴が行われました。なんと1モデル約5分の短期決戦ですので、3分の自己紹介に近いものがあります。

 

 

 

CD/SACDプレーヤーのカテゴリーでは、マッキントッシュを除いては国産の高級モデルが一堂に会しています。使用されたプリとパワーアンプは私とは無縁の世界の品ですので、モデル名を聞いても私の脳は無反応でしたので、記憶にございません。スピーカーはB&W 801D4 Signatureが使われました。このスピーカーでは録音のクオリティに敏感ですので、このようなイベントでは諸刃の剣となる可能性があります。

Luxman、McIntosh、Accuphase、Esoteric、TADの製品を聴いたのですが、それぞれの機器での試聴曲は1曲のみ、それもすべて違う音源でした。イベントの趣旨として、参加者には比較試聴よりいろいろな音源・楽曲を聴いて楽しんで貰いたいとのようです。2時間の枠内で、17モデルを試聴するのですから、この進行方法は十分に理解できます。

 

ネットワークプレーヤーのカテゴリーでは、TaikoとDCSのDACの組み合わせでRoon経由の音が聴けたのは私にとっては良かったです。なぜかというと、我が家で経験したRoon経由の音場感の傾向が、私の先入観が影響した可能性もありますが、同じように感じました。もちろん、音の質感はスーパーハイエンドの機器で構成された今回のものには、我が家の音は足元にも及ばないのは言うまでもありません。このセッションではスピーカーにYG Acoustics SONJA 3.2が使われ、最新のデジタル録音の良さを引き出していたように思います。

 

アナログのカテゴリーでは、設計思想がゆるゆる系のVertere SG1とリジッド系のEsoteric T1が印象に残りました。最近のスーパーハイエンドのアナログは、カートリッジ、トーンアーム、ターンテーブルイコライザーアンプの総額が庶民の私からすると笑うしかないような額になっていますので、持てる方のみの特権の領域です。しかし、その特権が無くても、20年後にはそのおさがりのおさがりが手に入る可能性があるのも資本主義経済の良さです。金で解決できない場合は、時間で解決するのが庶民(若者)の知恵ですよね。誰しもがファーストペンギンである必要はないと思うのです。

このセッションではスピーカーにダイヤモンドツイーター、Accuton Cell コンセプトドライバー、一次クロスオーバーが特徴のMarten Mingusが使われました。もしかしたら、 一次クロスオーバーとアナログ再生は相性が良いのかもしれません。科学的根拠ゼロの私の印象でした。

 

 

まとめ

冒頭でも書きましたが前半のセッションでは、CD/SACDプレーヤー、ネットワークプレーヤー、アナログなどソース系の機器が持ち時間約5分で毎回異なる楽曲1曲を鳴らされましたので、それぞれの機器の印象はありませんが、どの機器での演奏も優劣つけがたかったですので、異性は見た目だけ選ぶのはお勧めしませんが、オーディオに限っては自分の好みの外装のデザインで選んでも後悔はなさそうです。

 

最後に、現代スピーカーの代表格であるB&W 801D4 SignatureYG Acoustics SONJA 3.2Marten Mingusでいろいろな製品との組み合わせを、ほぼベストな席で聴けたのは、スピーカーフェチの私にとっては大きな収穫でした。この経験が自分の自作スピーカーの調整に活かせます。これだけでも片道4時間かけて来た甲斐がありました。

 

準備途中のB&W 801D4 SignatureとYG Acoustics SONJA 3.2

 

 

次回は、「プリ・パワーアンプの聴き比べ」のセッションを紹介する予定です。このイベントでは比較試聴の場を提供することを目的としていませんので、どのモデルが良かったなどの感想は残念ながらありません😅