フラッターエコー対策シリーズも今回が最後の予定ですので、お付き合いください。
傾斜のついていない横壁中央部のフラッターエコーが一番気になっていた場所です、その対策として手持ちの吸音材(元々はスポンジの衝撃緩衝材)を梁の上に置いてみました。暫定的な処置ですがかなり改善されました。
リスニング位置からみたらこんな感じに見えます。
最近涼しくなり、工作意欲も戻ってきましたので青空工房?で手持ちの角材を使い下記の様なモノを作ってみました。
妻に手伝って貰い、窓側の横壁の高さ3mの地点に取り付けました。白く見えているのは防音工事で余っていた吸音ウールです。頑張った割には効果は微妙ですが悪さはしていないようです。
今回は手持ちの材料のみ(妻に言わせると物置きを占領するゴミ)を使っての暫定的な処置ではありましたが、一部の音源で高音の定位が右上に寄っていた現象が気にならないレベルまで改善されました。今までは、Accutonのツィーターを上手く鳴らせていないのかなと思っていましたが、そうではなかったようです。
サーロジックのサイトに下記の記述があります。
>スピーカー側からリスナー側に向かって上昇する傾斜角6度以上の天井は必須です。壁面は後付けのパネルなどで傾斜させることが可能ですが、できれば左右の壁をそれぞれ 3度(左右合計で 6度)傾けてください。
我が家の左右の壁は余裕を持ってそれぞれ6度(左右合計で 12度)傾けてあります。確かに、この傾斜壁の領域ではフラッターエコーは気にならないレベルです。ただし、天井と壁の角辺りで局所的な音の籠りはありますが、下記の方法で対処しました。
ずっと気になっていた問題が暫定的な方法でですが解決できてスッキリしました。恒久的にはサーロジックのJoserのようなピラミッド形またはダイヤモンド型をしたものをDIYできればと思っていますが、私の工作レベルでは無理ですよね。
サーロジック Joser
近くの材木店に乱反射してくれそうな老木があり迷いましたが、チョット部屋の雰囲気に合わなそうです。もちろん、妻からは即答で却下の声が、トホホ。しかし、自然が作った造形、美しいですよね。