Myu Audio日記

オーディオ関連のブログです。

音響透過損失特性

我が家の現リスニングルームは平成11年にマンションの2階の南側の一室に新たに内壁を作って遮音性を高めています。我が家の一階部分が幸い駐車場となっていますので、一番危惧される階下への低音漏れは殆ど無視できます。

下記の図はそのリスニングルームの音響透過損失特性です。ネットや書物からの推定値ですが、ほぼ聴感とマッチしているように感じます。リスニングルームとリビングルーム間のみがプラスターボード15mm(2重)、65mmの空気層(ロックウール)そしてプラスターボード15mm(2重)仕上げとなっています。その他の壁面は、コンクリートスラブ(外壁)200mmプラスターボード15mm(2重)、65mmの空気層(ロックウール)そしてプラスターボード15mm(2重)仕上げとなっています。

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コンクリート壁の有る面は、D-55以上の遮音性能は確保できていますので、深夜を除けば大音量で音楽再生しても、音漏れが気になることはありません。これまで、隣および上階にお住まいの方々から苦情を受けたこともありませんので、十分な遮音ができていると思っています。

しかし、コンクリート壁の無いリスニングルームとリビングルームの壁は、出入り口用ドアの影響も有り、-40の遮音性能で、特に低い周波数付近の遮音レベルは20数dBしか取れていません。幸い、私がリスニングルームで音楽を聴いている時は、妻は北側の部屋に移動して本などを読んでりますので、家庭内苦情も今のところ有りません。妻の機嫌を害すると、せっかくの音楽鑑賞が台無しになってしましますので、これは大事ですよね。



今回新たに計画しているリスニングルームは、2X4の木造住宅の一室となりますので、近隣および同居人である妻には迷惑をかけないレベルの遮音は施したいと計画を練っているところです。上図の点線の特性が今回目標とする遮音性です。低音領域の遮音は質量の軽いプラスターボー・ロックウールなどでは不十分ですので、コンクリート壁はもちろん無理ですが、ブロック等を部分的に使用できればと願っています。しかし、理想と現実との折り合いが必要です。

先日、防音の専門家より設計の概要が届きました。近々、施工図面を頂けると思いますので、楽しみにしています。