時間を見つけては、いろいろ勉強しながら新しいリスニングルームの構想を練っています。今回の部屋は音楽がそれなりの音量と質感で楽しめるシンプルなリビングルームを目標にしています。予算は限られていますので、施工を頼む工務店と相談しながら、DIYできるところは労働を厭わないつもりです。しかし、まずは五十肩を直さないといけないですね。
部屋のリフォームは下記のような手順を考えています。
1.前期工事(既存の部屋の解体、頑丈な外壁の設置、内壁の仕上げは無し)。
現在、見積り依頼中で工事は今年秋を予定しています。
2.いろいろ音響的な実験をしながら内壁の仕様をまとめる。下記が主な確認事項です。
遮音レベル
ライブエンド・デッドエンドまたはその逆
天井傾斜の方向
縦置き・横置き
照明等
3.後期工事(内壁の製作および内装の仕上げ)。
工事は来年を予定。
まず、前期の工事として、躯体を頑丈に作ります。基となる部屋は2x4仕様で和室として設計されていますので、かなりの防音と振動対策が必要となります。和室は低音が程良く外に抜けるので、定在波の影響を受けづらいのが利点などと言われますが、それではグルーブ感のあるバスドラム等の音は得られません。躯体は、可能な範囲で出来るだけ頑丈に作り、定在波の基本周波数に近い低域の吸音はデッドスペースを利用して吸音すれば私が望む音となりそうです。
このところ、音響パネルのスペシャリストM氏のWebサイトが私のバイブルとなっています。M氏のリスニングルームの設計方針は、私の過去の試行錯誤の結果とも不思議な位違和感がありません。
(幻の?)リスニングルームからの眺望(一月のブログからの転載)
猫と一緒に音楽を聴けるようになるのが楽しみです。幻のリスニングルームにならなければよいのですが.....